かどや製油第68回株主総会で新たな経営方針を発表

かどや製油第68回株主総会が開催

2025年6月26日、かどや製油株式会社は、定期的な株主総会を開催しました。この日は、代表取締役社長の北川淳一氏が議長を務め、過去一年間の会社の成果や課題について報告しました。また、出席した株主との質疑応答を通じて意見交換も行われました。

新たな経営トレンド「ファンベース経営」

当日の総会では、かどや製油が進める「ファンベース経営」が特に注目されました。将来的には、より多くの人々にかどや製油の製品を薦められる存在になることを目指しています。これを実現するために、同社が掲げた新しいタグライン「ひらけ、ごまの可能性」を基に、健康と笑顔を届ける企業を目指していると説明されました。

環境の変化に鼓舞された経営方針

株主総会では、人口減少や少子高齢化、米国の景気の懸念など、様々な経営環境の変化に触れながら、その中でもファンを基盤に企業価値を高めるための方針を述べました。4月に策定したパーパス（存在意義）・ビジョン（ありたい姿）・バリュー（価値観）についても詳しく説明され、企業理念を社員全員で具現化していくことの重要性が強調されました。

質疑応答の重要性

参加した株主からは、配当の方針や将来の取締役選任、労働環境に関する質問が寄せられ、活発な意見交換が行われました。また、株主優待品や女性の取締役登用の可能性についても話題に上がりました。これらの質疑を通じて、株主の意見が今後の経営に反映されることが期待されます。

企業コミュニケーションの強化

株主総会の後には、ごま油を使用した料理の試食会が行われました。サラダやピザ、おにぎり、さらにはアイスクリームなど、様々な料理でのごま油の新しい使い方が提案され、多くの株主が参加しました。このイベントは、経営陣と株主が直接対話する貴重な機会となり、多くの意見が集まりました。

かどや製油の歴史と未来

1858年創業のかどや製油は、167年もの間、ごま油一筋で事業を展開してきました。「本物のごま油の存在を広める」という理念のもと、今後も様々な新しい挑戦を続け、商品価値をさらに高めていくことを目指しています。2025年には新たな理念体系に基づき、さらなる成長を遂げることを誓います。

このように、かどや製油の第68回株主総会は、企業の未来に向けての重要な一歩となりました。参加した株主たちからの意見も活かし、さらなる企業価値の向上を期待しましょう。