アスリートと障がい者の架け橋となる「TOP-A」
大阪市に本社を置く株式会社SHINDENは、障がい者支援を目的とした特許取得の5本指ソックス「TOP-A」の一般販売を2024年10月1日から開始します。この製品は、就労継続支援B型を通じて製造され、障がい者が直接関わるプロダクトです。メインの製造は福祉サービス事業所で行われ、アスリートのパフォーマンス向上を意識した設計となっています。
「TOP-A」とは?
「TOP-A(トッパ)」は、ただのスポーツソックスではなく、さまざまな特許技術が投入された商品です。5本指構造で、足元の甲と裏側に滑り止めを施したこのソックスは、特にスパイクやシューズの中でのズレを軽減します。アスリートたちからのフィードバックを受けて開発されたこの製品は、すでに多数のプロスポーツ選手が愛用している実績があります。
特許は、2023年10月に株式会社ビ・アスリートの吉川哲弘氏が開発した技術により取得されたもので、唯一無二の製品として市場に登場します。この特許の取得にあたっては、2019年9月の出願から約4年の歳月がかかりました。この技術のおかげで、「TOP-A」は他のスポーツソックスと一線を画する存在となっています。
5本指ソックスの特長
「TOP-A」の特長は5本指構造に加え、多様な色展開を持つこともポイントです。ロング丈のWグリップソックスは5色展開で、税込2,530円、ショート丈(ブラック)は同じく2,530円です。さらに、カーフスリーブも1,100円で販売されており、スポーツ愛好者にピッタリのアイテムが揃っています。
障がい者の自立支援を意識したプロダクト作り
このソックスの生産に関わる障がい者の方々は、袋詰めやオリジナル刺繍の作業などを通して、自身のスキルを磨き、経済的な自立に向けて取り組んでいます。特筆すべきは、刺繍サービスの実施です。お客様の希望に応じて、名前や背番号を刺繍し、1足330円(税込)でオーダーが可能。これらの売り上げは、すべて障がい者の工賃として支給され、やりがいや自立への励みとなります。
サポートの流れ
障がい者が手掛ける刺繍作業は、彼らの技術や自信を高めるための重要なプロセスです。接着芯の貼り付けや刺繍枠の準備など、一つ一つの作業には丁寧さと心のこもった思いが込められています。自分たちが作ったソックスを身に着け、アスリートたちに活躍してほしいという願いが込められています。
会社情報と販売サイト
株式会社SHINDENの本社は、大阪市中央区に位置しています。設立は2020年12月で、資本金は300万円です。福祉事業やプロダクト事業を展開し、特にスポーツソックスの企画・製造・販売に力を入れています。
公式ウェブサイトやInstagram、YouTubeで、最新情報やプロモーションをチェックできます。
「TOP-A」は、アスリートの活躍をサポートすると同時に、障がい者の自立に向けた取り組みを重視した商品です。福祉とスポーツを結びつける新しい形のソックスをぜひ手に取って体験してみてください。