ベトナムのエコハウス
2025-02-10 15:05:41

グリーンビルディング認証取得。ベトナムの木造モデルハウスの挑戦

ベトナムの木造モデルハウスが進化



最近、ライフデザイン・カバヤ株式会社が手掛けた木造モデルハウスが、ベトナムで国際的なグリーンビルディング認証「EDGE Advanced」を取得しました。このプロジェクトは、ベトナム建設省傘下の建設科学技術所(IBST)と協力し、特に注目されるべき建築物として位置付けられています。

EDGE認証とは?



EDGE(Excellence in Design for Greater Efficiencies)認証は、世界銀行グループの国際金融公社(IFC)が策定したグリーンビルディング認証制度で、国際的な環境基準を満たすことを目的としています。認証は、EDGE Basic、EDGE Advanced、EDGE Zero Carbonの3つのレベルに分かれ、今回のプロジェクトはその中の「EDGE Advanced」でレベル2に該当します。

この認証を取得するためには、エネルギー消費を40%削減し、水使用量を20%減少させ、材料の使用による炭素排出を20%低減させることが求められます。これにより、持続可能な建築を推進する姿勢が評価されています。

木造モデルハウスの特長



IBSTによって建設されたこのモデルハウスは、軸組木造を基にしており、屋根にはCLT(Cross Laminated Timber)を使用しています。この新しい素材は、強度が高く、環境に優しいため、次世代の建材として注目されています。加えて、建物には太陽光パネルやLow-Eガラス、遮熱ガラスフィルムが設置されるなど、エネルギー効率を高める工夫が施されています。これにより、実際のデータとして、エネルギー消費が100%削減され、水使用量は40%削減、さらに構造物の設計・施工時に発生する炭素は76%削減されるという素晴らしい成果が達成されました。

今後の展望



ライフデザイン・カバヤ株式会社とIBSTは、今後1年間建物の使用を続け、その効果が持続しているかを測定・データ分析する予定です。そして、2025年12月には次のレベル「EDGE Zero Carbon」認証の取得を目指しています。これはカーボンニュートラルな建物を目指す新しい挑戦として、より一層の注目を集めることでしょう。

会社の概要



ライフデザイン・カバヤは、1972年に岡山で設立された住宅会社で、住宅着工数において中国ブロックで4年連続No.1を獲得しています。現在、全国に10支店と38棟のモデルハウスを展開中で、国産木材を使用した新建材や不動産事業、リフォーム事業など多岐にわたる事業を展開しています。特に、グリーンビルディングに向けた取り組みは、将来的な建築の在り方を大きく変える可能性を秘めていると言えるでしょう。

持続可能な社会に向けて、ライフデザイン・カバヤの現在の取り組みがどのように発展していくのか、今後の動向から目が離せません。


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会社情報

会社名
ライフデザイン・カバヤ株式会社
住所
岡山県岡山市北区中仙道二丁目9-11
電話番号
086-241-8811

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