渋谷区が新たに「子ども会議」を開催
渋谷区は、新しい試みとして「渋谷区子ども会議」を開始しました。この会議は、区政に子どもたちの意見を直接反映させることを目的としており、子どもたちが自らの経験や望む未来について自由に語り合います。対話は全4回にわたり、第三者を介さずに彼らの声が政策に反映されることが期待されています。
開催概要
子どもたちが参加するこの会議は、毎回異なったテーマに焦点を当てて進められます。具体的には、環境問題、福祉の向上、デジタル施策の活用について討論します。
- - 第1回目: 10月4日(土)14:00~16:30
- - 第2回目: 11月15日(土)14:00~16:30
- - 第3回目: 11月29日(土)14:00~16:30
- - 第4回目: 12月13日(土)14:00~16:30(意見発表・交換会)
会場は、最初の3回が児童青少年センターフレンズ本町で、第4回目が区役所9階にて行われます。参加を希望するのは渋谷区在住または在学の小学4年生から18歳までの子どもたちで、原則としてすべての回に参加できることが求められています。定員は約15名で、応募が多い場合は抽選が行われます。参加は無料ですが、交通費は自己負担となります。
背景と意義
「こども基本法」によると、地方公共団体は施策を策定・実施・評価する際に、こどもたちや保護者の意見を反映させる必要があります。渋谷区では、令和7年3月に第3期の「子ども・子育て支援事業計画」を策定し、子どもたちの声を政策に盛り込みました。しかし、さらに広く意見を集めるため、今回「子ども会議」を新設し、直接的な対話の場を設けることにしたのです。これにより、子どもたちの視点を考慮した地域づくりが進むことを期待しています。
この取り組みは、子どもたちが社会の一員としての自覚を持ち、未来に向けて自らの意見を述べる貴重な機会となります。渋谷区はこのような新たな試みを通じて、未来を担う子どもたちの意見が、より良い区政に活かされることを目指しています。若い世代の声が地域の政策形成にどのように影響を与え、実現していくのか、今後の進展に注目が集まります。