小児がんを経験した子ども達の社会科見学
2025年3月25日、10人の小学生から大学生までの子ども達とその家族が、「グッドマンジャパン株式会社」の本社を訪れ、貴重な社会科見学を体験しました。このイベントは、認定NPO法人シャイン・オン・キッズが主催したもので、特に小児がんや重い病気を経験した子ども達の社会参加を支援する目的があります。
グッドマンジャパンとは
グッドマンジャパン株式会社は、日本国内の産業用不動産の管理、開発、所有を手がけるグローバル企業であります。オーストラリアを本拠地とし、世界各地で事業を展開している同社は、多様な専門知識を持っており、サステナブルな不動産事業にも力を入れています最近では、ファシリティドッグ支援事業に取り組んでおり、候補犬が訪問し、子どもたちへのサポートを行っています。
社会科見学の様子
本社オフィスで行われた見学では、子ども達は社員の実際の業務を観察する機会を得ました。参加者達はガイド付きでオフィス内を回り、企業の雰囲気を肌で感じていました。
さらに、グッドマンジャパンのCEOアンガス・ブルックス氏と廣畑実社長によるプレゼンテーションも行われ、オーストラリアのビジネス環境や、環境への配慮がなされた物流システムについて学びました。クイズ形式での紹介もあり、子ども達の注意を惹きつける工夫がなされていたことが印象的でした。
参加者からの感想
見学を終えた子ども達からは、多くの励ましの声が寄せられました。
- - 「私たちのように特別な配慮が必要な人たちに、学びと仕事の機会を積極的に提供する姿勢に感動しました。」
- - 「AIやロボットの時代でも、人を教育する賢い人が必要だと聞いて、勉強へのやる気が出ました。」
- - 「とても素敵なオフィスで、ここで働く人たちが大切にされていると感じました。」
- - 「普段は体験できない職業の方々を見られ、将来の夢が広がりました。」
これらの感想は、子ども達が自らの可能性を感じる良い機会となったことを示しています。特に、国立成育医療研究センターでの入院中にファシリティドッグと出会った体験を持つ参加者は、自身の闘病生活に対するポジティブなアプローチを語り、他の参加者にも共有しました。
グッドマンジャパン社の支援
この社会科見学のハイライトは、Goodman Foundationからの800万円の寄付でした。この寄付は、ファシリティドッグを通じて小児がんと闘う子ども達のために使用されます。このような支援が子ども達やその家族の心の支えとなることは間違いありません。
今回のイベントを通じて、子ども達が社会との関わりを持つことの意義や、将来の夢を描くためのインスピレーションを受け取ったことは、シャイン・オン・キッズが目指す目標の一環です。彼らが自分自身の未来を描くための支援を続けることの重要性を再確認できました。
今後もこのような取り組みが広がり、より多くの子ども達が自らの可能性を信じ、社会に参加する機会を得られることを願っています。