巨人のエース・菅野智之投手が、プロ野球選手の社会貢献活動を称える「ゴールデンスピリット賞」の第25回受賞者に輝きました。
菅野投手は2015年に「菅野基金」を設立し、社会福祉法人日本介助犬協会への支援を積極的に行ってきました。シーズン公式戦勝利数に応じて10万円を寄付するだけでなく、2019年には同協会のサポート大使に就任。寄付支援やPR活動への協力など、多方面から積極的にサポートを続けてきたことが高く評価されました。
選考過程では、DeNAを除く11球団からノミネートされた24選手、コーチの中から、菅野投手と阪神の西勇輝投手の名前が挙がり、最終的に満場一致で菅野投手の受賞が決定しました。
菅野投手の受賞理由として、長嶋茂雄終身名誉監督は「菅野投手が復活してエース級の活躍が目立ちました」とコメント。また、選考委員の依田裕彦報知新聞社代表取締役社長は、10年以上継続している点を重視し、「菅野投手、西勇投手、山井コーチの3人とも強い目的意識を感じる」と評しました。
菅野投手は、介助犬の認知度が低く、同伴を拒否される店が多いという現状を憂慮し、2015年から支援を開始。日本介助犬協会への支援金、介助犬ユーザーとの交流、同協会のポスターや公式サイトに登場するなど、積極的に認知度向上にも貢献してきました。
今回の受賞は、菅野投手の社会貢献活動に対する熱い思いと、継続的な努力が評価された結果と言えるでしょう。今後も、社会貢献活動を通して、多くの人々に勇気を与え続けてくれることに期待されます。