授与式を開催したツナググループの奨学金制度がアジア学生を支援

ツナグループの奨学金制度がもたらす期待

2025年11月14日、東京都中央区の工科テクノロジー・技術短期大学にて、アジアの学生を支援する奨学金制度「ツナググローバルスカラシップ」の第2回授与式が行われました。この奨学金は、経済的な理由から学業に専念できない学生を支えることを目的としており、今後の外国人材の活躍の場を広げるために設立されました。

日本の労働需給ギャップとの関連

現在、日本では2030年に約50億時間もの労働需給ギャップが予測されています。このため、国内の労働力を活用するだけでなく、外国人材の積極的な受け入れが求められています。アジア地域においては、人口増加が著しく、教育機会が平等でないために、学業やキャリア形成に苦しむ学生も多いのが現状です。そのような背景から、ツナググループは今回の奨学金を創設し、アジア出身の学生が経済的な困難を乗り越え、未来に向かって羽ばたくことをサポートしています。

第2期生の認定

スカラシップの第2期では、68名の学生に奨学金が授与されました。これらの学生は、ベトナムのハノイに本拠地を置くCTECH短期大学から選ばれました。CTECH短期大学の運営を行うハイフォン株式会社は、教育機関としての信頼性と実績を持ち、学生たちの留学支援において重要な役割を果たしています。昨年よりも150％増の応募があり、成績平均も向上するなど、学業への意欲が向上している様子が伺えます。

受賞者の声

授与式に参加した学生たちは、奨学金の取得を通じて感謝の気持ちを表明しました。

ファム・イェン・ニー氏のコメント

「奨学金を受け取れることを知り、本当に感動しました。この支援で学費を軽減し、将来的にはツアーガイドとして文化を広めたいです。」

レー・ゾアン・ホアン氏のコメント

「電気・電子分野での努力が評価され、奨学金を受け取ることが大変嬉しいです。今後はこの資金を使って専門分野のスキルをさらに磨きたいです。」

グエン・ティ・ビック・ゴック氏のコメント

「社会貢献の取り組みを評価していただき、奨学金を受け取ることができました。この支援を活かして、アジア各国の文化について学び、架け橋となりたいです。」

グエン・ザー・バオ氏のコメント

「この奨学金は私の学びを支えてくれる大きな励ましです。努力を重ね、受けた支援を無駄にしないようにしたいです。」

CTECH短期大学の校長の見解

CTECH短期大学のLE KIM DUNG校長は、ツナググループからの支援に深い感謝の意を表し、奨学金制度が学生たちの学びや成長への意欲を促進し、社会貢献意識の向上にも寄与していると述べました。応募書類の質や学業成績の向上が見られ、日本文化への関心も高まっているとのことです。

ツナググループの未来の展望

今後、ツナグループは外国人材の活躍を支援する取り組みをさらに強化するとともに、次の奨学金プログラムに向けた計画も進めています。評価基準の見直しを行い、日本で働きたいと考えている学生を重点的に育成することを目指しています。

ツナググループは、経済的支援だけでなく、人材の国際的な活躍を促進する取り組みを継続していく意向を示しています。