都市型水族館で生き物たちの未来を考える「Wonder Research」展示開始

マクセルアクアパーク品川に新展示「Wonder Research」オープン

東京都港区に位置するマクセルアクアパーク品川が、2024年9月21日から29日までの「サステナウィーク」に合わせて新しい展示「Wonder Research（ワンダーリサーチ）」を開始します。この展示は、現代の海洋環境問題を考えるとともに、生き物たちのディープで魅力的な世界を探求することを目的としています。

「Wonder Research」コンセプトと概要

「Wonder Research」は、生き物や水環境の持つ不思議な側面に焦点をあて、私たちの美しい地球の未来について考えるきっかけを提供します。ワンダーチューブ（２階）に設置されたこの新エリアでは、生き物の生態やその体の仕組みについて特定のテーマを設けて楽しく解説するコーナーが用意されています。

今回の展示テーマは「見る」。視覚に関連する内容を水槽やパネル、映像を用いて詳細に紹介し、ゲストが普段見えない世界を新たな視点で体験できる内容となっています。展示は以下の４つのコーナーから構成されています。

1. 「見る」を知る

このコーナーでは、多様な生き物の「眼」について学びます。人間と魚の視覚の違いや、アクアパークに住む生き物たちに関するクイズが用意されており、眼の機能や野生での生存に役立つ工夫を理解できます。これにより、ゲストは生き物たちの視覚の多様性を深く学ぶことができます。

2. 深く「見る」

水中から獲物を狙う「テッポウウオ」や、暗闇で生きる「イットウダイのなかま」など、特徴的な眼を持つ魚たちを展示します。また、当館の研究や健康管理に関する情報もモニターで紹介し、生き物たちの生態について知識を深めるチャンスが提供されます。

3. 見えていなかったものを「見る」

生き物の眼の構造や見えている世界、感覚器官の仕組みを探求します。美しい水槽に彩られた魚たちの姿を様々な角度から観察できるように設計されており、得られる情報が異なります。また、熱帯魚やサンゴ、イソギンチャクなどの生物も充実して展示されています。

4. 未来を「見る」

未来の水族館や海洋環境がどのように変化していくかを考えるクイズ形式の展示です。参加者は、現在飼育されている生き物たちが今後も見ることができるかどうかを考え、自然環境への問題提起が行われます。

サステナウィークのスペシャルイベント

新展示オープンに加え、期間中の「サステナウィーク」では、多彩なイベントを開催します。毎日行う「まいにちサンゴトーク」では、スタッフがサンゴの魅力や地球温暖化の影響について解説。

「イルカたちのすむ海のおはなし」では、海洋ゴミがイルカに与える影響を語るプログラムがあり、参加者はイルカの遊ぶ様子を見ながら、環境問題についての理解を深めることができます。さらに、「ワイルドライブビューイング」は、飼育スタッフの目線から生き物たちの魅力や生態をライブ映像でお届けします。