耳鼻咽喉科の再生医療
2026-06-30 13:49:21

東京慈恵会医科大学発ベンチャー企業が耳鼻咽喉科の再生医療を革新する資本提携を実施

耳鼻咽喉科領域の再生医療革新に向けた資本提携



東京慈恵会医科大学が発信した研究開発型ベンチャー企業、株式会社ReeNTとの間で2024年に新たな資本業務提携契約が締結されました。この提携は耳鼻咽喉科の難治性疾患に特化した再生医療製品の実用化を目指すものです。

真珠腫性中耳炎とその課題


耳鼻咽喉科で扱われる難治性疾患の一つ、真珠腫性中耳炎。これは中耳内に異常な組織が形成され、周囲の組織や骨を破壊しながら進行していく状態を指します。その結果、難聴や耳漏、さらには重篤な合併症である髄膜炎などが引き起こされる可能性があります。現在の治療法は手術のみですが、この治療は中耳粘膜を失うリスクがあります。中耳骨が露出することで、再発や聴力低下といった問題が懸念されています。

ReeNTの取り組み


東京慈恵会医科大学の耳鼻咽喉科学教室では、約20年間にわたり真珠腫性中耳炎の手術後の中耳粘膜再生に関する研究が続けられています。ReeNTはこれらの研究成果を社会実装するために設立された企業で、耳鼻咽喉科の中耳疾患に特化した再生医療製品の開発に注力しています。具体的には、自家鼻腔粘膜上皮細胞シートという製品を開発中であり、これは患者自身の鼻腔粘膜細胞を利用したもので、中耳粘膜を再生させることを目的としています。これにより、中耳の閉塞を防ぎ、含気性の改善が期待されています。

アルフレッサグループと再生医療


再生医療のトータルサプライチェーンサービスを提供するアルフレッサグループは、医薬品の安定供給を担う企業です。このグループは、再生医療製品の社会実装に向けて、細胞原材料の提供から医療機関への配送まで一貫したサービスを構築しています。子会社のセルリソーシズ株式会社は、国産の細胞原材料の提供や細胞加工物の製造、CDMOサービスの体制構築を進めています。

資本業務提携の詳細


新たに締結された資本業務提携契約には、ReeNTの普通株式1,000株を6億円で取得する内容が含まれています。これにより、ReeNTに対する出資率は16.1%に達します。資金の使途は、同社が開発する自家鼻腔粘膜上皮細胞シートを中心に、研究、開発、製造、承認取得、上市等に関連する事業活動に充てられます。

今後の展望


ReeNTとの提携を通じて、東京慈恵会医科大学の研究成果を活かしながら、中耳疾患の治療に革新をもたらすことが期待されています。提携により、臨床開発支援、製造、流通など各方面での相互支援が強化され、再生医療の実用化が加速することでしょう。今後、新たな情報が得られ次第、速やかにお知らせする予定です。

この取り組みから、一歩進んだ耳鼻咽喉科の再生医療が期待され、市場にも大きな影響を与える可能性があります。


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会社情報

会社名
アルフレッサ ホールディングス株式会社
住所
東京都千代田区大手町1丁目1番3号大手センタービル23F
電話番号
03-5219-5100

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