ランニング・ウォーキングのスタイルに関する調査結果
RIZAPグループの子会社であるRIZAP株式会社が、コンビニジム「chocoZAP」の会員を対象に行ったランニングとウォーキングに関する調査が発表されました。この調査は、季節や天候に影響されず、運動を続けられる環境を提供することを目的としています。特に、屋内で行う「中ラン派」と屋外で行う「外ラン派」の二つのグループの特徴を明らかにするもので、参加者数は7,670人という大規模なものでした。
調査概要
調査は2025年5月10日から5月15日まで実施され、主にchocoZAPの会員を対象にオンラインで行われました。この結果の中で、男女別のスタイルの違いや、活動における時間帯の特徴、さらには気象要因と運動スタイルに対する影響が明らかになりました。
中ラン派と外ラン派の分布
調査結果によると、中ラン派に名を連ねるのは、女性が約69.6%、男性が56.3%という結果でした。特に女性は中ラン派の割合が高く、屋外派の男性40.6%に対し、女性の外ラン派は25.9%です。これは中ラン派の特徴的な運動スタイルが、女性にとって特に魅力的であることを示唆しています。
活動時間
中ラン派の約30%が「平日夕」に運動しているのに対し、外ラン派は約50%が「朝」に活動しているとのこと。この傾向は、各グループがどのように日常生活に運動を取り入れているのかを示しています。中ラン派は仕事帰りや、子供の送迎の時間などを利用して運動ができる点を重視している可能性があります。
中ラン派のメリット
中ラン派が支持される理由の一つは、天候による影響を受けないという点です。81.8%の参加者がこの理由を挙げており、空調の効いた室内で快適にトレーニングできることが人気を呼んでいます。また、運動中に動画を見ながらのエンターテインメント性も大いに歓迎されています。音楽やドラマ、映画を楽しみながらの運動は、ストレスを軽減し、より楽しい経験を提供します。
外ラン派の理由
外ラン派に支持される主な理由は「自然を感じること」が挙げられます。外の空気や景色を楽しむことは、運動のモチベーションを高める的重要な要素であり、また、身近なカフェやショッピングに立ち寄る楽しさも味わえることが評価されています。外を走ることにより発生する気持ち良さは、多くの参加者が共感しています。
外での運動を断念する理由
外ラン派が「今日は運動をやめよう」と考える理由として、「天候」や「体調」が挙げられています。特に90.4%が悪天候を理由に挙げており、快適に運動ができる条件が整っていないと外に出ることをためらう傾向が強いことが分かります。また、気温が30°Cを超える場合は、多くの人が外での運動を敬遠します。
有酸素運動の特徴と夏バテ予防
夏の暑さで体調を崩さないためには、適度な有酸素運動が効果的であると新宿三丁目メディカルクリニックの木村医師が指摘しています。運動を通じて自律神経を整えることが重要であり、運動することで心身ともにリフレッシュできます。特に夏バテを防ぐためには、運動を室内で行うことが推奨されており、これは中ラン派が選ばれる理由の一端でもあります。
まとめ
RIZAPの調査結果から、室内でのトレーニング(中ラン)も、屋外のトレーニング(外ラン)もそれぞれの魅力があり、ライフスタイルに応じて選ばれていることが浮き彫りになりました。今後もchocoZAPは、ユーザーのニーズに応じた運動環境の提供を再考していくことを目指します。また、これにより各利用者にとって身近で有益な存在となることを目指し、さらなるサービス拡充を図っていくことでしょう。