岩倉使節団150年を振り返る
2025年3月1日、京都国際マンガミュージアムにて、岩倉使節団150年をテーマにしたイベント「日文研―京都アカデミックブリッジ」が開催されます。本イベントは、国際日本文化研究センター(日文研)と京都精華大学が共同で企画したもので、岩倉使節団の意義やマンガ教育の重要性を考える貴重な場となります。
岩倉使節団とは何か?
岩倉使節団は1871年に結成され、大使の岩倉具視を先頭に、総勢100名以上の日本人が西洋諸国を訪れた一大文明視察団です。この使節団の歴史的意義は、日本の近代化に向けた重要なステップを踏んだことです。150年という節目の年にあたる今、岩倉使節団の活動を振り返り、その影響を考察することは意義深いものです。
マンガの力で歴史を伝える
日文研と京都精華大学は、岩倉使節団を題材にした学習マンガを制作しました。このマンガは、次世代に日本の近代史を伝えるための教材として位置付けられており、参加者にはマンガを通じて岩倉使節団の歴史を理解する機会が提供されます。イベントでは、作家と研究者によるパネルディスカッションが行われ、漫画が教育の現場でどのように活用されるべきかを探ります。
イベント詳細
開催日時と場所
- - 日時: 2025年3月1日(土)午後2時~4時(開場午後1時30分)
- - 場所: 京都国際マンガミュージアム 1階 多目的映像ホール(京都市中京区烏丸通御池上ル)
参加方法
事前応募が必要で、参加希望の方は指定された情報を明記し、はがきまたはEメールで応募してください。応募が多数ある場合は抽選の上、当選者には聴講券が送付されます。参加費は大人1,000円、中高生350円、小学生200円です。
パネリストの紹介
パネルディスカッションには以下のアカデミックな顔ぶれが登壇します。
- - 瀧井 一博: 日文研教授で国制史、比較法史を専門とし、数多くの著作があります。
- - 伊藤 遊: 京都精華大学特任准教授、マンガ研究と民俗学を専門とし、特に学習マンガに関する研究が豊富です。
- - 濵田 咲乃: 作家で京都精華大学の非常勤講師、実用マンガや機能マンガを制作しています。
- - 佐藤=ロスベアグ・ナナ: 日文研の外国人研究員で、翻訳学を専門とするロンドン大学教授です。
このように、多様な視点から岩倉使節団とマンガが語られるイベントになることでしょう。
アクセス情報
会場へのアクセスは、京都市営地下鉄「烏丸御池駅」2番出口から徒歩すぐ、または市バスの「烏丸御池」下車、徒歩すぐとなっています。
お問い合わせ先
イベントに関する詳細情報は、京都新聞COM事業推進局までご連絡ください。電話番号は075-255-9757(平日午前10時~午後5時)、またはメールにてお問い合せできます。
このイベントを通じて、歴史ある岩倉使節団の理解が深まることを願っています。そして、漫画という魅力的な手法を用いて、次世代へと引き継がれる知識が広がっていくことを期待しています。