AIとデジタル基盤で飛躍する谷野製作所の事例
製造業の現場での課題が深刻化する中、埼玉県に本社を構える株式会社谷野製作所が画期的な取り組みを進めています。金属加工業の現場では人手不足が常態化し、業務の効率化が求められる中、機械部品調達を革新するAIプラットフォーム「meviy」と、その製造業マーケットプレイス「meviyマーケットプレイス」の導入による成功事例が注目されています。
プラットフォーム導入の背景
谷野製作所は、NC自動旋盤によるミクロン単位の精密金属切削加工を行い、半導体から自動車、医療分野に至るまで多岐にわたる製品を手掛けています。最近では外観検査の自動化や社内設備の内製など、業務の省力化を図るための施策が進められています。特に、設計業務における負担軽減が求められていました。
2D図面の作成に多大な時間がかかり、これが作業の大きなボトルネックとなっていました。この課題に対し、3Dデータによる迅速な部品調達が可能なmeviyを導入することで、設計者は本来重要な構想設計に集中できる環境をつくることを目指しました。
導入の効果
1. 労力の削減
meviyの導入により、2D図面作成にかかる時間が劇的に削減され、以前は2週間以上かかっていた作業がほぼゼロに。これによってデザインの初期構想に集中することができ、クリエイティブな業務に力を入れられるようになったのです。
2. 最適な部品手配
meviyマーケットプレイスを活用することで、発注先の選定がこれまでよりもスムーズになりました。条件に応じた最適な生産パートナーを容易に見つけられるようになり、コストや納期、品質に応じた調達が可能になりました。
技術開発課の業務改善
谷野製作所の技術開発課・小川太輔様は、「2D図面が不要になったことで、構想設計に充てる時間が増え、非常に良い成果を上げられています。クリエイティブな作業は集中力が続いている状態が一番重要。meviyの導入は、その集中を維持するための大きな価値があります」と語ります。このように、AIとデジタルプラットフォームの進化が、製造業の新たな地平を切り開いているのです。
未来のものづくりとミスミの役割
ミスミグループは、AIやデジタル技術を駆使した革新に取り組むことで、製造業全体の生産性を向上させています。同社のサービスは日本国内に留まらず、海外展開も進められており、「得ミスミ、楽ミスミ」というスローガンのもと、多くの企業が新たな価値を享受できる時代を迎えています。
これからも“ものづくり”の現場で求められる効率化と自動化が進む中、未踏のイノベーションが期待されます。