馬頭琴の魅力を再発見！セーンジャー来日25周年特別コンサート開催

25周年を迎えた馬頭琴奏者セーンジャーの特別コンサート

馬頭琴奏者のセーンジャーが2025年11月1日に、来日25周年を記念する特別コンサート「蒼響〜馬頭琴の新しい挑戦〜」を開催します。会場は東京都中央区銀座にあるヤマハホールで、開始時刻は14時（開場13時）。

セーンジャーは2000年に内モンゴル芸術学院を卒業後、日本に移住し、以来多彩な活動を展開してきました。テレビ番組や映画、舞台音楽まで幅広く手掛け、その存在を知らしめてきた彼の軌跡を辿るこのコンサートでは、さまざまな新たな挑戦と共に馬頭琴の魅力を再発見することができます。

共演者とのコラボレーション

この特別なイベントには、豪華共演者が揃います。ヴァイオリンの早稲田桜子、ピアノの虫明知彦、尺八奏者の渕上ラファエル広志が参加し、それぞれの楽器の持ち味を活かした演奏が繰り広げられる予定です。特に、馬頭琴と他の楽器とのコラボレーションは、聴衆に新たな音楽体験を提供することでしょう。

セーンジャーの活動と意義

セーンジャーは日本での活動を通じ、馬頭琴やモンゴル文化を広める努力を続けています。彼はこれまでに、教育機関での演奏や講演も多数行い、馬頭琴の魅力を日本の人々に伝えてきました。また、国際馬頭琴推進協議会を設立し、馬頭琴の歴史や演奏技術の普及にも力を入れています。

2023年には、馬頭琴の材質として日本の木材を使用した新たな楽器の研究開発にも着手。箱根の寄木細工とのコラボレーションをはじめ、さまざまな革新にも取り組んでいます。これにより、馬頭琴の音色や表現力をさらに引き出す取り組みが進められています。