AXIOLE v1.24が登場
株式会社ネットスプリングは、LDAP/RADIUSベースの認証アプライアンス「AXIOLE」の最新バージョンv1.24を発表しました。新バージョンは、Shibboleth IdP v5に正式対応し、ハードウェア版、仮想版(AXIOLE-i)、そしてクラウド版(AXIOLE for AWSおよびAXIOLE for Azure)の各形態で提供されます。この新しいバージョンは、11月20日から順次利用可能となります。
新バージョンの主な特徴
AXIOLE v1.24では、以下のような多くの機能追加や改善が行われており、特にセキュリティ強化が図られています。
- - Shibboleth IdP v5対応: 学術機関向けのIdPとの連携が強化されました。
- - RADIUS認証機能の向上: Message-Authenticator属性を含まないRADIUS認証要求を無視する機能が追加され、BlastRADIUS脆弱性への対応がなされています。
- - 情報管理の効率化: RADIUSクライアント設定情報の一括ダウンロードおよびアップロードが可能になりました。
- - データ制限の緩和: IdP属性フィルター設定やRADIUSクライアント登録数の上限が引き上げられ、より多くの情報を扱えるようになりました。
さらに、AXIOLEで使用されているOSS等各種コンポーネントの修正版も適用され、全体的なシステムの安定性が向上しています。また、多くの問題点の修正も行われており、詳細は各プラットフォームのファームウェアリリースノートに記載されています。
バージョンアップの注意事項
AXIOLEの旧バージョン(v1.22以前)からv1.24に直接のバージョンアップはできず、事前にv1.23への更新が必要です。加えて、v1.23.1以前のバージョンでIdP認証機能を使用している場合、v1.24.0以降に更新すると、設定が残ったまま更新され、IdPサービスが正常に機能しない可能性があります。これらの詳細については、リリースノートを参照してください。
AXIOLEの販売価格
新しいAXIOLEの価格は以下のとおりです。
- - AXIOLE 500ユーザー: 135万円(仮想版のメーカー希望価格)
- - AXIOLE IdP専用モデル: オープンプライス(仮想版のメーカー希望価格)
AXIOLE製品専用サイトも公開されており、詳細な情報は以下から確認できます。
AXIOLE製品専用サイト
ネットスプリングについて
株式会社ネットスプリングは、東京都港区に本社を置き、2000年に設立されました。主にネットワーク関連製品の企画や開発、販売を行っています。代表取締役社長の西武進氏が率いる同社は、今後も革新的な製品の提供を続けることを目指しています。
問い合わせ先については、株式会社ネットスプリング マーケティング部まで。電話番号は03-5440-7337。メールでの問い合わせは
[email protected]までどうぞ。