障害福祉業界の新体験: AI書類生成機能の登場
2025年3月17日、株式会社パパゲーノが手がける支援現場向けのDXアプリ「AI支援さん」が新たに「AI書類生成機能」を導入しました。この機能は、精神・発達障害のある方々の就労支援に特化しており、自治体や事業所が独自に使用しているフォーマットにも柔軟に対応します。
AI書類生成機能とは
「AI書類生成機能」は、面談の音声データをもとにして、自動的に書類の下書きを作成する技術を搭載しています。これにより、従来の手作業での書類作成が大幅に効率化されるだけでなく、各自治体や事業所特有のフォーマットにも対応するため、カスタマイズの幅も広がります。具体的な書類作成の例としては、フェイスシート、アセスメントシート、個別支援計画など、多岐にわたります。
特殊なニーズに応える開発の背景
障害福祉業界においては、各自治体によって異なる書類フォーマットやルールが存在します。この状況がデジタル化を阻む大きな要因となっていました。従来のソフトウェアでは、画一的なフォーマットしか対応できず、各事業所のニーズに応えることが困難でした。しかし、パパゲーノでは、自社の就労継続支援B型事業所での経験をもとに、ユーザーの声を反映した開発が進められました。
既存の業務を変えずにDXを推進
「AI支援さん」では、慣れ親しんだWordやExcelファイルをそのまま活用できる仕組みを採用しています。これにより、事業所のスタッフは日常的に使っているフォーマットを維持しつつ、AIの力で業務を効率化できます。実際、面談を録音するだけで、音声データから必要な情報を自動で書類に落とし込むことができるため、記録作成にかかる手間が大幅に削減されました。
導入事業所の声
多くの導入事業所では、特に書類作成の負担を感じていた60代のスタッフから「AI支援さん」の導入に対する高い満足度が寄せられています。東京都内で特定相談支援事業を行うある事業所からは、以下のような声が上がりました。
「個別のフォーマットが設定でき、AIが面談音声を元にして下書きを作成してくれるおかげで、業務が劇的に効率化されています。」
このように、これまで手動で行っていた作業が軽減され、支援員はより重要な業務に集中できる環境が整っています。
AI支援さんの展望
今後、株式会社パパゲーノでは「AI支援さん」の機能をさらに拡充し、障害福祉業界におけるDX推進に貢献していく予定です。ユーザーのフィードバックを重視し、迅速なアップデートを行うことで、よりよいサービスを提供できるよう努めていきます。自治体制度の変化にも柔軟に対応するために、最新技術を導入し続ける方針です。
AI支援さんに興味のある方は、ぜひお問い合わせください。共にAI時代の障害福祉の未来を切り拓いていきましょう。