入れ歯銀行の挑戦
2026-01-22 10:09:54

災害時にデジタルデータが救う命:入れ歯銀行の全貌

災害時の命を救うデジタルデータ



2025年12月に更新された首都直下型地震の被害想定によると、甚大な被害が予測されています。この背景の中で、株式会社お守り入れ歯(本社:北海道札幌市)は、災害時に義歯が必要な人々を支えるための新しいプロジェクト『入れ歯銀行』を開始しました。これにより、実際に入れ歯が必要とされる時に、迅速に対応ができる体制を整えています。

『入れ歯銀行』とは?



『入れ歯銀行』では、義歯のデータをデジタル形式で保管するサービスを提供しています。現在使用している義歯を3Dスキャンし、そのデータをクラウドに保管。万が一、災害や紛失、引っ越しなどで義歯を失った際には、他県の提携歯科医院でも同じ義歯を製作できるという仕組みです。このサービスは無料で提供されており、スキャンに要する時間は約30分。データは複数のサーバーに分散保管されるため、安全性も高いと言えます。

開始から3年で、現在までに640個のデータが保管されており、提携する歯科医院は18か所に達しています。この取り組みは似たようなサービスがない中で、災害時に迅速に義歯を提供できる体制を構築しており、利用者の声も徐々に広がっています。

歯と健康の関連



近年、災害時における口腔内ケアの重要性が認識されつつあります。災害関連死の一因として、誤嚥性肺炎が挙げられることがあり、特に高齢者にとっては深刻な問題です。実際に東日本大震災では、避難所で口腔内の衛生が保てなかったことにより、命を落とされた方が多くいらっしゃいました。これを受けて、株式会社お守り入れ歯の代表は、有事の際に迅速に義歯を提供する必要性を強く感じ、自らこのプロジェクトに着手したのです。

入れ歯銀行の社会的意義



入れ歯銀行は、単なるビジネスではなく、地域社会の防災力を高めるための社会貢献活動の一環です。企業の代表は言います。「私たちの目的は、デジタルデータを活用して、いざという時に『食べる』という基本的な行為を可能にすること。これにより、二次的な災害を防ぐことができ、より多くの人々の命を守ることにつながると信じています。」

未来に向けた取り組み



今後、株式会社お守り入れ歯は全県に提携歯科医院を設置することを目指しています。また、災害時に義歯を無償で提供する仕組みについても拡張を進める考えです。すでに、移動診療バスの稼働など、さまざまな施策を展開しており、一層の社会貢献を目指しています。

安心・安全への一歩



『入れ歯銀行』は、被災地に住む高齢者や口腔ケアが必要な方々にとって、安心できる存在となりつつあります。デジタル技術の進展により、より多くの人々が助けられる日も近いでしょう。今後もこの取り組みが全国に広がり、より多くの命を救うきっかけになることを期待しています。

会社情報

会社名
株式会社お守り入れ歯
住所
電話番号

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