山内マリコが富山を舞台にした新作小説を発表

山内マリコが贈る新たな物語『逃亡するガール』

著者の山内マリコが初めて地元・富山を舞台にした小説『逃亡するガール』が、2024年11月20日に書店に登場します。この作品は、動画配信サービス「U-NEXT」でも同日より配信され、月額プランの会員には「読み放題」の特典があります。発表を受けて多くの読者が楽しみにしていることでしょう。

富山が舞台の新作小説

山内マリコはこれまで『ここは退屈迎えにきて』や『あのこは貴族』など、地方都市を舞台にした作品を多く手掛けてきましたが、具体的な都市名はあえて記載せず、その普遍的なテーマを強調してきました。しかし、今回は彼女自身の育った富山県を選び、それにより作品に新たな独自性を加えています。この背景には、富山という土地が持つ固有の文化や風景が反映されることが期待されています。

物語の概要

『逃亡するガール』の中心となるのは、山岸美羽という優等生です。彼女はスターバックスで勉強していたところ、突然飛んできたペーパーナプキンに驚きます。その内容は、なんと自身が隠し撮りされていることを示唆していました。そんな絶望的な状況から救い出してくれたのは、浜野比奈という人物です。二人は塾に行くまでの時間を共に過ごし、次第にお互いの複雑な背景が明らかになっていきます。美羽は家に居場所がなく、比奈はパパ活を行っているなど、それぞれの問題が物語に深みを加えます。

イベント情報

本作の刊行を記念して、12月にはトークイベントがいくつか予定されています。富山のマルートでのトーク＆サイン会は、12月1日に開催される予定で、多くのファンが集まることでしょう。また、東京では宇垣美里をゲストに迎えたイベントもあり、さまざまな交流の場が展開されます。興味がある方はぜひ参加してみてください。