スタジオジブリの美術が一堂に
スタジオジブリの劇場公開作品の魅力を余すことなく紹介した書籍『スタジオジブリの美術』が、2025年1月22日に発売されます。本書は、1984年に公開された『風の谷のナウシカ』から最新作の『君たちはどう生きるか』までの全27作品にわたる背景美術を844点掲載し、スタジオジブリの魅力を多角的に楽しむことができる内容となっています。
背景美術の集大成
背景美術は映画の世界観を築く非常に重要な要素です。本書は、1作品あたり1000枚以上描かれるという膨大な背景から、選りすぐりの844枚を収集しており、その細部にわたる美しさが堪能できます。また、書籍の巻末には、美術監督の武重洋二氏へのインタビューが掲載されており、彼の視点を通じてスタジオジブリ作品の魅力に更に深く迫ることができます。
映画の持つ世界観
ジブリの背景美術は、絵画的な素晴らしさだけでなく、ストーリーとの密接な繋がりも感じられます。それぞれの作品における色彩や遠近法、光と影の使い方は、ただ美しいだけではなく、観る人に感情を揺さぶります。本書では、その技巧が如何に生かされているかをじっくりと観察することができます。
作品紹介と美術監督
美術監督の武重洋二氏は、1984年の『風の谷のナウシカ』でジブリ作品に初参加し、以来、多くの作品でそのセンスを発揮してきました。彼の手掛けた背景は、見る人を物語に引き込む力があります。武重さんのプロフィールを見れば、彼のこれまでの功績も納得がいくでしょう。特に『千と千尋の神隠し』に至っては、彼の手腕が遺憾なく発揮され、アカデミー賞受賞という大きな成果に結びつきました。
書籍の詳細
本書はA4判のハードカバーで、ページ数は568ページにも及びます。定価は12,000円(税別)で、重さは約2.6キロという大ボリュームです。この書籍は、スタジオジブリを愛するすべての人々にとっての完全保存版となることでしょう。
アートに興味がある方々や、ジブリ作品を深く知りたいと思っている方には、是非手に取っていただきたい一冊です。また、書籍には特典や資料も用意されているとのことですので、アートファンには嬉しい情報もあります。
終わりに
『スタジオジブリの美術』は、スタジオジブリ作品の背景美術の魅力を余すところなく楽しむことができる貴重な書籍です。映画が生み出す夢の世界を、ページをめくるごとにぜひ感じ取ってみてください。次回の特集では、この書籍に掲載された作品の具体的な背景についても掘り下げていく予定ですので、お楽しみに!
書籍詳細
- - 書名: 『スタジオジブリの美術』
- - 発売日: 2025年1月22日
- - 価格: 本体¥12,000+税
- - ISBN: 978-4-7562-5777-2 C0079
公式サイト:
パイ インターナショナル