大阪に誕生！障がい者と健常者が共に創るカフェ支援事業所「tsunagu」

おしゃれなカフェのようなB型支援事業所「tsunagu」が大阪にオープン

大阪府豊中市に新たな形の福祉支援施設「tsunagu」が誕生しました。これまでの福祉施設のイメージを覆す、おしゃれなカフェのようなこの場所は、セレクトショップも併設しており、利用者に新たな雇用の機会を提供することを目指しています。

事業の背景

未来100年製作所合同会社の代表、矢野貴朗さんは、障がい者雇用促進グループでの2年間の勤務を通じて、世の中に存在する福祉に対するあるべき姿とイメージのギャップに気づきました。「tsunagu」は、その想いから立ち上げられた新たな支援事業所です。

この施設は「welfare（福祉）✖ design（デザイン）」「welfare（福祉）✖ factory（モノづくり・工房）」「welfare（福祉）✖ art（アート）」の3つの柱を基に展開されており、障がい者が自らの力で生活できるよう支援し、健常者との隔たりをなくすことを目指しています。

1階のセレクトショップ

店舗の1階には、代表の矢野さん自身がセレクトした雑貨を販売するショップがあります。ここでは、障がい者の方々が製作したカバンのパーツや革小物を作成する場としても機能しています。現在は3名の障がい者が働いており、将来的にはオリジナルブランドを展開し、その場で作った商品も販売する予定です。

クリエイティブな空間

2階はコワーキングスペースとして利用でき、地域のクリエイターとの交流の場としても期待されています。共に制作活動を行い、斬新なアイデアや新商品の開発を進めていくことで、福祉の枠を超えた新しい価値を生み出そうとしています。特に、地元のクリエイターとのコラボレーションは今後の大きな展開ポイントとなるでしょう。

子供向けワークショップ

さらに、「tsunagu」では2023年2月13日と14日の2日間に、小学生向けの革小物ワークショップを開催します。コロナ禍での外出が難しい中、子どもたちにモノづくりの楽しさを味わってもらう機会を提供します。ワークショップは各回定員5名で、合計40名まで参加可能です。

今後も「tsunagu」は、障がい者が自立した生活を送れることを支援し、地域社会とのつながりを深めながら、未来の福祉を創造していくことでしょう。