角川俳句賞・短歌賞、蛇笏賞・迢空賞贈呈式開催！豪華受賞者と選考委員陣が勢揃い

角川俳句賞・短歌賞、蛇笏賞・迢空賞贈呈式が開催！

7月4日、埼玉県所沢市の角川武蔵野ミュージアムにて、第68回角川俳句賞・角川短歌賞、そして第57回蛇笏賞・迢空賞の贈呈式が行われました。

多くの関係者が見守る中、受賞者の方々へ賞状と記念品、そして副賞が贈られました。受賞者の方々の喜びと感動、そして今後の活躍への期待が会場に満ち溢れていました。

各賞の受賞者と作品

第68回角川俳句賞

受賞者：西生ゆかり氏

受賞作品：「胡瓜サンド」(50句)

西生氏の作品は、斬新な発想と繊細な表現で選考委員の心を掴みました。選考委員の小澤實氏は、「現代社会の断片を鮮やかに切り取る力強い作品」と評しています。

第68回角川短歌賞

受賞者：工藤貴響氏

受賞作品：「injustices（アンジュスティス）」(50首)

工藤氏の作品は、社会問題や人間の心の闇を鋭くえぐり出す力作です。選考委員の坂井修一氏は、「大胆な表現と深い洞察力に満ちた、未来を担う若者らしい作品だ」と絶賛しました。

第57回蛇笏賞

受賞者：小川軽舟氏

受賞作品：句集『無辺』（ふらんす堂刊）

小川氏の句集『無辺』は、長年の研鑽の結晶ともいえる、高い芸術性と深遠な世界観が魅力の作品です。選考委員の高橋睦郎氏は、「熟成された表現力と独特の感性が光る、まさに現代俳句の到達点」と評価しました。

第57回迢空賞

受賞者：水原紫苑氏

受賞作品：歌集『快樂』（短歌研究社刊）

水原氏の歌集『快樂』は、生命の輝きと人間の心の機微を繊細に表現した、珠玉の短歌集です。選考委員の高野公彦氏は、「読者の心を深く揺さぶる、類まれな才能を感じさせる作品」と評しました。