オリカ産業、環境に配慮した木製容器の新ラインナップを発表

オリカ産業、新しい木製容器の展開

オリカ産業株式会社（本社：大阪府大阪市北区）は、環境に優しい木質容器「ココウッド®」ブランドの新ライン、FSシリーズを2025年7月1日より発売すると発表しました。本製品は、従来のFAシリーズを刷新し、もっとお求めやすい価格で提供することを目指しています。

新製品開発の背景

オリカ産業は独自のファルカタ材を使用しており、コスト削減と環境対応の両立に成功しています。新ラインのFSシリーズは、脚なしタイプを採用することで、その見た目をスッキリさせつつも、FAシリーズと同等のクオリティを維持しています。これにより、利用時の選択肢も広がります。

また、透明蓋の嵌合性能も大幅に改善され、オリジナル形状の蓋を設計しました。リサイクル材を含むPET素材を使用し、エコであるだけでなく、作業現場での安定性を向上させ、作業負担を軽減する効果も期待されています。

ココウッド®シリーズの特長

1. 環境負荷の低減
オリカ産業は、東南アジアで計画的に植林されるファルカタを使用することで、CO₂吸収を促進しています。ファルカタは成長が早く、使用後は燃焼処理や堆肥化が可能です。

2. 省スペース設計
FLRシリーズは約40％、FDシリーズは約87％の容積率ダウンを実現しており、輸送コストの削減に寄与しています。

3. 食品直触れ対応 & 高機能
表面には耐水・耐油・耐熱冷に対応したグラシンまたはOPPラミ加工が施されています。これにより、電子レンジや冷凍庫での使用も可能です。

4. 低価格・高品質の一貫体制
インドネシアの工場で原料調達から製品検査まで一貫して管理し、現地工場の定期監査を行っています。

新ラインナップ概要

新ラインナップのココウッド® FSシリーズは、 2025年7月1日からの発売を予定しています。オリカ産業では、「Ecological」「Compact」「One Touch」をテーマに、機能性に富んだ容器の開発に力を入れていく方針です。

その努力の一環として、HACO創りを通じて顧客のニーズや問題を解決しつつ、国民の食文化や食生活の向上にも寄与していきます。