暮らしに溶け込む新しいお盆提灯『円想』
岐阜県岐阜市に本社を置く株式会社オゼキが、お盆用の提灯『円想』の高級ラインを新たに発表しました。1891年に創業して以来、130年以上にわたり岐阜提灯の伝統技術を守り続けてきた同社が、伝統を重んじつつも現代のライフスタイルに合う形で進化させたのがこの『円想』です。
伝統と現代の融合
『円想』の特徴は、安定した形状を持ちながらも多様な場所に適応できる点です。提灯は、岐阜提灯の伝統工芸士によって丁寧に絵付けされた楮和紙の火袋と、さまざまな地域の工芸士が手がけた美しい台座から成り立っています。そんな高級ラインの新商品には、特に輪島塗や会津塗の技術が光ります。
高級ラインの主な製品
1.
円想 [輪島塗]
-
絵師: 猪原崇光
-
価格: 143,000円
- [豪華な桔梗に撫子の絵柄で、豪華なフォルムが魅力的です。]
2.
円想 [会津塗]
-
絵師: 加藤春香
-
価格: 41,800円
- [八重芙蓉の優雅なデザインが印象的です。]
3. さらに、同価格帯での別デザインもあり、選ぶ楽しさが広がります。特に、海紅豆や小菊に桔梗の柄が描かれた商品が人気です。
商品仕様と魅力
これらの提灯は高さ19cm、径15cmのコンパクトなサイズ設計で、コードレスLEDキャンドルを使用しているため、どんな場所でも簡単に設置できます。火袋には岐阜の伝統工芸品として名高い和紙を使用しており、美しい光を放いながら、心を癒してくれます。また、製品の価格は幅広く、どんな方でも手に取りやすいラインナップに仕上げられています。
株式会社オゼキの軌跡
株式会社オゼキは、岐阜提灯や和紙照明の製造販売を行い、1951年には著名な彫刻家イサム・ノグチ氏に技術の高さを認められました。その後、大小200種類以上に及ぶ「光の彫刻」AKARIシリーズも生まれ、さらには国内外のデザイナーとのコラボレーションにより、伝統の技術と素材を現代の生活様式にフィットさせる姿勢を見せています。これにより、より多くの方々に岐阜提灯の魅力が広まっているのです。
まとめ
『円想』の高級ラインは、岐阜提灯の伝統を尊重しつつ、現代の生活に適した形にアレンジされており、その美しさとひと手間かけた職人の技があふれ出る作品です。お盆の時期はもちろんのこと、普段のインテリアとしても魅力的なアイテムとなるでしょう。興味を持たれた方は、ぜひ一度手にとってそのクオリティを体感してみてはいかがでしょうか。