平安教会の未来を切り開くクラウドファンディング
京都府京都市左京区に位置する平安教会が、創立者新島襄の精神を受け継ぎ、次世代に教会の歴史と文化を繋ぐための大規模改修プロジェクトをスタートしました。この取り組みは、地域住民の皆様との絆を深め、平安教会が「町衆の教会」としての役割を果たし続けるための重要な一歩となります。
新島襄と平安教会の歴史
新島襄は1875年に同志社英学校を創立し、翌年には京都に三つの教会を設立しました。これらの教会の中で「京都第三公会」は、一人の宣教師の自宅で始まった小さな礼拝から成長し、後に京都第一公会と合同し、平安教会へと発展しました。
1918年には、烏丸三条上ルに新たな会堂が完成し、地域の人々の迷いや希望を受け止める「町衆の教会」としての役割を担うようになりました。しかしながら、1973年に移転した際の会堂も52年を経て老朽化が進行中です。改修工事を通じて、耐震補強や礼拝堂のリニューアルが必要です。
改修に向けたクラウドファンディングの目標
平安教会は、今回の改修に向けて5,000,000円の目標を掲げ、クラウドファンディングプラットフォーム「THE KYOTO Crowdfunding」を利用しています。現在の予算は、物価高騰の影響を受けて当初の6,500万円から7,000万円に増加しました。そのため、教会員の献金だけでは賄うのが難しい状況にあるため、地域の皆様のご支援が不可欠です。
クラウドファンディングの展開
プロジェクトは2025年12月10日から2026年3月9日まで実施されます。多くの支援者に参加していただくため、様々な魅力的なリターンも用意されています。たとえば、改修後の教会見学ツアーやパイプオルガンの体験、さらには有名落語家のイベント招待などがあります。特に、改修後に行われる「平安寄席」は、地域の文化的な交流を促進する場として重要な意義を持っています。
地域との連携
平安教会では、結婚式や告別式を含む多彩なイベントを通じて地域の方々との結びつきを強化してきました。改修後はこのような活動がより広がり、親しまれる場となるでしょう。地元の皆様との連携を大切にしながら、開かれた教会を目指しています。
最後に
新島襄の教えや情熱を次世代に繋ぐため、平安教会の改修プロジェクトは大きな意義を持っています。皆様のご協力が、この歴史的な教会を未来へと繋げる力となります。ぜひクラウドファンディングへのご参加をお願いいたします。
お問い合わせ
本プロジェクトに関する詳細は、
THE KYOTO Crowdfundingのサイトをご覧ください。