名古屋で開催の教育マルシェに不登校の小学生が登壇

名古屋での教育マルシェ：不登校について考える

2025年12月28日、名古屋市にて開催される教育マルシェにおいて、株式会社NIJINが運営する不登校オルタナティブスクール「NIJINアカデミー」の小学6年生が登壇します。この特別なイベントでは、ある小学生が自らの不登校の経験を共有し、同校での学びを通じて自己を取り戻した体験を伝えます。

不登校についての現状

近年、不登校児童数は文部科学省の調査によると35万人を超え、12年連続で増加している状況です。主な理由として、「集団のペースに合わせられない」、「自分らしく過ごせない」といった環境とのミスマッチが挙げられています。このような中、登壇予定の小学6年生もその一人で、学校生活において自分のやりたいことができず、気持ちを表現することが難しいと感じ、不登校の状態が続いていました。

NIJINアカデミーでの変化

しかし、NIJINアカデミーに通い始めた彼女の状況は劇的に変わりました。同校では、自分のペースで学ぶことができ、チャットを使ったコミュニケーションや、発表時のリアクションによって少しずつ自信を取り戻していきました。結果として「不登校を気にしなくなった」と語れるようになったのです。

彼女は現在、プロのパティシェとのコラボレーションによる商品開発や、クッキー作り、さらには好きなゲームのプレゼン、絵を描くと言ったさまざまな挑戦を通じて、学びの幅を広げています。

教育マルシェの重要性

今回の教育マルシェでは、彼女が自身の言葉で「過去、現在、未来」を語る貴重な機会です。子どもたちが自分に合った学び方を見つけることの重要性を伝え、来場者全体が新しい教育のスタイルに触れ、自らの教育観を見直すきっかけになることを目的としています。

主なプログラム内容

- 12:30〜13:00　新しい教育を『知る』プレゼンテーションに登壇。

不登校経験を持つ小学6年生が、学校と合わなかった理由、どのように学びと再接続したのか、これから挑戦したいことについて語ります。

目指す未来

NIJINアカデミーは、2023年に開校した不登校を対象にしたオルタナティブスクールで、国内から600名以上の生徒が在籍しています。学校生活から離れた生徒たちが劣等感や罪悪感を感じることなく、自分の可能性を信じられるようにしたいという理念のもと、サポートを行っています。

「新しい教育のカタチ」に触れるこの場所が、多くの子どもたちとその保護者、地域の方々にとっての進まなくてはいけない道を示すものであることを願ってやみません。