Sky株式会社と大和証券グループの資本業務提携
2024年11月22日、大和証券グループ本社とSky株式会社は資本業務提携契約を結び、新たなビジネスの創出を目指します。両社は、それぞれ異なる分野の専門知識を持ち寄り、相互に協力して顧客企業の持続可能な成長を支援します。
提携の目的と背景
主に外部環境に強いビジネスモデルの確立を目指してきた大和証券グループは、最近の中期経営計画「“Passion for the Best”2026」で、顧客の資産価値の最大化を基本戦略に掲げています。この方針に従い、質の高いコンサルティングやソリューションの提供に取り組んでいます。
対するSkyは、IoTやクラウド開発に強みを持ちながら、特に画像解析を活用したAI開発において高い実績を有しています。これからもAI領域の開発力を強化し、お客様のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進することを目指しています。
提携の詳細
本提携では、以下の3つの主要な領域で協業が進められます。
1.
AI・DXソリューション
両社の技術力を結集し、サイバーセキュリティ対策や労働生産性向上に寄与する分析ソリューションを提供します。これにより、顧客企業が直面するさまざまな課題を解決し、企業価値を高める手段を提供することが目指されています。
2.
受託開発ビジネス
大和総研が金融業界でのITサービスを強化し、Skyが製造業向けのITソリューションを提供することで、より幅広い業種のニーズに応えるフルラインアップのITサポートを展開します。
3.
高度IT人材の相互活用
大和総研はデータサイエンティストの育成を進めると同時に、Skyは多様な技術を持つエンジニアを確保しています。この人材リソースを相互に活用し、IT分野での人材不足に対応していく計画です。
株式取得の計画
さらに、提携の一環として、大和証券グループはSkyの発行済株式の約10%を、100億円規模で取得することを予定しています。これにより、両社がますますの連携を深め、新たなビジネス機会を追求していくことになります。
今後の展望
デジタル経済の拡大と共に、高度なICTソリューションのニーズは増加しています。このような変化の中で、Skyと大和証券グループの提携は相互の強みを持ち寄り、顧客に高い価値を提供することを志向しています。また、持続可能な成長と収益の拡大にも寄与することが期待されています。
今回の提携は、IT業界における新たな可能性を切り拓く重要な一歩となるでしょう。これからの展開に目が離せません。