TBWA HAKUHODOが輝く!カンヌライオンズ2025での偉業
先日、広告業界の最高峰である「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル2025」にて、株式会社TBWA HAKUHODOが手掛けた日本マクドナルドのキャンペーン「No Smiles(日本語表記:『スマイルあげない』)」が銀賞を受賞しました。この受賞は、国内外で高く評価されるキャンペーンの一つとしての地位を確立した証です。
世界的な広告祭、カンヌライオンズの意義
カンヌライオンズは、広告とクリエイティビティにおいて世界的に権威あるイベントで、多くの広告業界のプレイヤーが集まります。特に、Creative Effectiveness部門は創造性だけでなく、ビジネス成果やブランド価値も評価基準に含まれ、非常にハードルの高い賞です。今回の受賞は、過去の成績だけでなく、戦略性と成果を兼ね備えたキャンペーンに授与されるため、その価値は計り知れません。
「No Smiles」の背景と戦略
「No Smiles」は、日本マクドナルドが大切にしている「スマイル0円」というブランドの資産を、現代の価値観にふさわしい形で再定義しました。Z世代の価値観に寄り添い、特に「職場でも自分らしくありたい」という声を反映したものです。SNSや音楽を通じ、視覚的にその思いを伝えることで、視聴者から強い共感を呼び起こし、拡散された結果、2023年6月の動画公開以来、多くの人々に支持されました。
このキャンペーンは、従来の広告枠を超えた文化的なアプローチや戦略性の高さが評価され、国内外の多くの広告賞を受賞しています。また、昨年に続き、金賞や銅賞も獲得するなど、ブランド資産としての価値は持続的に認識され続けています。
競争を勝ち抜いた実績
今年、TBWA HAKUHODOは96の国と地域から集まった26,900件のエントリーの中から銀賞とともに、他にも「Pride Code」「The Symphony Plotter」「Smart Eye Camera」といったキャンペーンがショートリストに選出されました。ショートリスト入りは、応募作品のうち約10%に過ぎず、非常に狭き門です。そのため、今回のように異なる部門で複数のキャンペーンが選出されたことは、TBWA HAKUHODOの表現力や問題解決力が国際的にも高く評価されていることを示しています。
受賞作品一覧
広告主:日本マクドナルド株式会社
銀賞(Silver Lion)
- Creative Effectiveness部門 Market Disruptionカテゴリー
広告主:Spotify Japan
- ショートリスト
- Design部門 Design for Behavioural Changeカテゴリー
- - 選出作品:THE SYMPHONY PLOTTER
広告主:日本フィルハーモニー交響楽団
- ショートリスト
- Digital Craft部門 Data Visualizationカテゴリー
広告主:OUI Inc.
- ショートリスト
- Pharma部門 Innovative Use of Technology: Patient or Healthcare Professional – Healthcare Product Innovationカテゴリー
TBWA HAKUHODOの理念
TBWA HAKUHODOは、2006年に設立され、博報堂とTBWAワールドワイドの強みを融合した総合広告会社であり、質の高いソリューションを提供することを目指しています。彼らの哲学である「DISRUPTION®︎」は、常識を打破し、新しいビジョンを生み出すことに重きを置いています。マーケティングのみならず、ビジネス全般において、TBWA HAKUHODOが新しい視点を提供し続けることを期待しています。
公式サイト:
TBWA HAKUHODO