文化服装学院文化祭が新たなファッションの風を吹き込む！

文化服装学院文化祭、2025年11月に華やかに開催

文化服装学院は日本で最初の服飾教育機関として、100年以上にわたりファッション教育の最前線を走ってきた。最近、来る2025年の文化祭の準備が進む中で、特に注目されるイベントが、「Ⅰ部ファッションショー」である。毎年、約1万人を集めるこのイベントは、学院の在学生たちが主体となり、コンセプトからデザイン、演出、モデル、さらには舞台の設営まで、全てを手がけるという壮大なプロジェクトである。

今年の注目はSUMIRE氏

本年度のスペシャルブックのカバーモデルには、俳優、モデル、アーティストとしても知られるSUMIRE（佐藤菫）氏を起用。彼女は『装苑』とのコラボレーションによって制作されたこの特別なブックにも登場し、注目を集めること間違いなしだ。『装苑』は、1936年に創刊したファッション誌で、時代を反映する内容が支持を受けており、今年で創刊90周年を迎える。

『装苑』編集部がディレクションを担当したスペシャルブックには、学生たちの作品によるLOOKBOOKが収録されている。販売価格は1,700円となっており、文化祭の会期中でのみ購入可能。制作には多くの文化服装学院の卒業生が関わっており、特にフォトグラファーの新田桂一氏が手がけた去年のブックも高い評価を得ている。

ファッションショーのテーマと内容

今年のファッションショーのテーマは「Un:」。無題であるこのテーマには、文化服装学院が積み重ねてきた熱い思いが込められている。具体的には学生たちの独自の感性や無限の可能性を表現する場となる。このショーは、観客それぞれにとって特別な意味を持つ体験を提供することを目指している。

ショーの構成

「Un:」というテーマの下、6つのシーンで進行するファッションショーでは、全72体の作品が披露される。各シーンは次のように構成されており、個々にテーマがあります。

- 【Porcelain】: 陶磁器の儚さと美しさ
- 【Pepu Bés】: 民族と宇宙の融合
- 【This is all square】: 四角形によるパターン表現
- 【21917193】: 人間の心の絡まりの表現
- 【happy warriors】: 幸せな未来のビジョン
- 【ICONIQ STAR】: 各学科とのコラボレーション作品

また、今年のファッションショーでは大きな舞台装置の改修が行われ、従来のパネルを省いて布で新しい動的演出を取り入れる予定だ。この斬新な取り組みは、学生たちの創造的な視点をより際立たせる結果となるだろう。

開催日程と詳細

文化祭は、2025年11月2日（日）から4日（火）までの期間で開催され、複数のファッションショーを含む様々なイベントが行われる。特に、ファッションショーの開催時刻は毎日異なり、イベントは9:30から開始し、最終日である4日は16:00まで。

最後に、文化服装学院は日本のファッション界での権威を持ち続け、多くの著名なデザイナーを輩出してきたことに誇りを持っている。これからも、その教育の伝統を守りつつ、未来のクリエイターたちを育成していく姿勢を大切にしていく。

文化祭への参加を通して、ファッションの楽しい世界に触れてみてはいかがだろうか。