世界の舞台で注目を集める「スマートシティ竹芝」の挑戦

スマートシティ竹芝の挑戦が世界の注目を集める

世界的なスマートシティの動きが活発化する中、東京都内の「スマートシティ竹芝」が、名誉ある「World Smart City Awards」のファイナリストに選ばれました。このアワードは、世界中から集められた462件の応募の中から、特に注目すべきプロジェクトを選出するものです。

「World Smart City Awards」とは？

「Smart City Expo World Congress」は、毎年バルセロナで開催される国際的な都市イノベーションイベントで、行政や企業、研究機関などが集まり、未来の都市づくりのための課題解決に取り組みます。このイベントでは、優れたプロジェクトを表彰する「World Smart City Awards」が開催され、持続可能で住みやすい都市づくりに貢献する技術やアイデアに対して評価が行われます。

スマートシティ竹芝の取り組み

スマートシティ竹芝は、東急不動産株式会社、ソフトバンク株式会社、および一般社団法人竹芝エリアマネジメントの3社が共同で推進しています。このプロジェクトは、リアルタイムデータを統合するスマートシティプラットフォームを中心に、多様なステークホルダーが連携することで、地域課題である回遊性向上や防災力強化に貢献することを目指しています。

特に注目すべきは、このプロジェクトが東京都内で初めての民間主導型である点です。スマートシティ竹芝は、データの可視化を通じて課題を明らかにし、それを解決するための施策を実施しています。

応募概要と成果

本プロジェクトの応募では、竹芝エリアにおける10年以上のエリアマネジメントの実績が重視されました。具体的には、地域の回遊性を向上させる施策と防災対策を連携させることに成功しています。さらに、エリアサイネージや個人デバイスを用いた情報発信も行い、地域住民や訪れる人々への便利さを向上させています。

今後の展望

「Smart City Expo World Congress 2025」においては、東京都が出展代表を務める「東京パビリオン」に参加し、スマートシティ竹芝の成果を世界に広める機会となります。このイベントは、2025年11月4日から6日の間に開催され、東京の国際的なプレゼンスを高めるプロモーションも行われます。