健康管理を革新する新サービス、2025年から開始予定

ウェルクル株式会社、Arteryex株式会社、三井不動産株式会社、BIPROGY株式会社、そして一般社団法人UDCKタウンマネジメントの5社が共同で、生涯にわたる健康管理をサポートする新たなサービスを2025年の夏に提供する予定です。このサービスは、個人専用のパーソナルヘルスレコード（PHR）を活用し、利用者がスマートフォンで健康診断結果を簡単に取り込むことができる点が特徴です。

サービスの概要

新しいサービスでは、ユーザーはArteryexが提供する「パシャっとカルテ」を用いて紙の健康診断結果をスマートフォンで撮影するだけで、ウェルクルの「W（ダブリュー）」による詳細な健康分析結果や個々に適った健康情報を簡単に確認できます。これにより、生活習慣病予防に寄与する健康アドバイスが提示され、自己管理がしやすくなります。

さらに、このサービスはBIPROGYと三井不動産が共同開発した安全なデータ連携プラットフォーム「Dot to Dot」を介して個人のパーソナルデータをセキュアに扱うことが可能です。

ヘルスケアパビリオンでの実証実験

このサービスは、2025年に行われるEXPO2025 大阪・関西国際博覧会の大阪ヘルスケアパビリオンで実証が行われます。多くの来場者が興味を持ち、体験ブースでは「個人ごとに最適化された食事アドバイス」を受けられるシステムが好評を得ました。多世代の家族連れや医療従事者など、さまざまな人々が「こういう仕組みが日常にあれば嬉しい」といった声を寄せました。

さらなる展開

今後は、UDCKタウンマネジメントが中心となり、神戸スマートシティや柏の葉スマートシティでの実証を行い、提供されるサービスの実際の効果を確認する予定です。また、これからの展開として、企業や自治体向けにも健康増進サービスの提供を進めていく考えです。

このような新しい取り組みを通じて、利用者は自身の健康状態を把握しやすくなり、日々の健康管理が一層効率化されることが期待されています。個別対応が進むことによって、健康寿命の延伸にも繋がるでしょう。