口コミマーケティングを革新する株式会社メンバーズと株式会社関心空間の提携

株式会社メンバーズ（本社：東京都港区、証券コード2130）と株式会社関心空間（以下、関心空間）が、この度資本・業務提携を締結したことを発表しました。両社は、特に口コミマーケティングの分野においてシナジーを生み出すことを目指しています。

提携の背景

この提携に至った背景には、メンバーズが提供しているネットマーケティングサービスのノウハウと、関心空間が有するユーザー生成コンテンツ（CGM）サイトでの22万件以上の良質な口コミ投稿が大きく関連しています。特に、関心空間が運営するCGMサイト「関心空間（kanshin.com）」は、月間ユニークユーザー数が150万にのぼり、多くの人々に利用されています。このプラットフォームは、関心を特定のキーワードで結びつけ、その上で消費者のニーズに応じた広告を展開する力を持っています。

提携の目的は、「kanshin.com」に集まる口コミ情報を活用した商品開発やコンテンツマッチング広告の拡充です。これにより、双方は顧客に対し、より関連性の高い広告を届けることが期待されています。また、メンバーズの「M-LINK」というサービスを介して、自社商品の展開を強化する意図も含まれています。

提携の詳細

今回の提携の具体的な内容について、一部ご紹介します。まず、資本提携として、メンバーズが関心空間の株式を400株（発行済み株式の7.2%）を取得することが決定しました。この取得は、第三者割当増資に基づくものです。

業務提携については、いくつかの主要項目があります。

1. kanshin.comの媒体価値向上
メンバーズは、「関心空間」のブランド認知を高めるためのプロモーションやコンテンツ制作の支援を行い、ユニークユーザーの拡大を目指します。これにより媒体価値が向上し、CGM広告の拡販に貢献します。

2. メンバーズM-LINKによるマッチング広告
「kanshin.com」で得られたキーワードやコンテンツ情報を「M-LINK」との連携により、一層精度の高いコンテンツマッチング広告として展開します。これは、ユーザーの興味に基づいた効率的な広告展開を可能にします。

3. キャンペーンページの連携CGM広告
購入意欲の高いユーザーをターゲットにした広告を提供する新たな取り組みも行います。これにより、SEO効果の高いランディングページとして機能し、顧客へのアプローチを効率化します。

株式会社関心空間の概要

株式会社関心空間は1999年に設立され、法人向けコミュニティ構築支援、運用ソリューション事業、メディア事業などを展開しています。本社は東京都渋谷区にあり、代表者は前田邦宏氏です。

資本金は8,800万円で、従業員数は15名です。

株式会社メンバーズの概要

一方、株式会社メンバーズは1995年に設立され、デジタルマーケティングソリューションを提供する企業です。マーケティングの戦略から運用まで、包括的なサービスを提供しており、資本金は76億6,800万円、従業員数は161名です。

この資本・業務提携によって、両社はそれぞれの強みを活かし、顧客へより良いサービスを提供していくことになるでしょう。今後の動向に注目です。