ジヤトコの新たなる挑戦！端材を活用したエコナイフ「ARUNEMO」発売

ジヤトコがエコに取り組む新商品「ARUNEMO」

自動車用トランスミッション製造で名を馳せるジヤトコが、持続可能性を重視した新商品「ARUNEMO」を発売しました。このエコナイフは、自社の工場で発生する端材を活用して製作されたもので、環境への配慮を表現しています。技術力を駆使して生まれた商品は、自動車事業のみならず、幅広い領域への挑戦を意味します。

商品コンセプト

「ARUNEMO」は、ギリシャ語で「始まりの小さな森」という意味を持っています。これは、新たな事業のスタートを象徴する名前です。ジヤトコは、単に製品を販売するだけではなく、持続可能な社会の実現を目指しており、特に地域の活性化にも貢献する意図があります。

ナイフの詳細

このエコナイフは全長143mm、刃渡り54mmで、持ち運びにも便利なサイズです。刃の部分にはCVTの端材を使用しており、ジヤトコの高度な技術—加工、熱処理、研磨—を駆使して作られています。柄の部分は富士木材株式会社が手掛け、富士市特産の『富士ひのき』を使用。これにより、地域の資源を有効活用し、コラボレーションを促進しています。また、カバーは革製品専門メーカーのWEASELER Leather Worksが製造し、8色のバリエーションを提供予定です。

限定販売とスペシャルセット

この製品は、9月28日よりオンラインで販売が開始され、数量限定で200本を用意しています。価格はナイフ単体が21,000円（税抜き）、火起こしセットとのセット販売は24,000円（税抜き）で、どちらも美しい木箱に入れて提供されます。

新たなブランドロゴの導入

「ARUNEMO」の発売にあたり、新たにブランドロゴが導入されました。このロゴは富士山をモチーフにしており、「新しい領域に可能性を拡げていく」「企業としてさらなる高みを目指す」「日本発の高い技術と品質」というコンセプトが反映されています。これにより、ジヤトコの変革への挑戦が強調されています。

イベント出展のお知らせ

さらに、ジヤトコは9月28日と29日に静岡県富士宮市の「富士ミルクランド」で開催されるイベント「FAMILIAR」にも出展します。この場で「ARUNEMO」を直接展示し、多くの方々にその魅力を伝える機会を設ける予定です。

今後の展望

1971年に創業以来、ジヤトコは自動車用トランスミッションを中心とした事業を展開してきました。これまでの実績は約1億2,900万台にも上ります。今後は、電動化車両向けのe-Axleなど、新たな電動パワートレインの市場供給も計画しています。エコナイフの発売を契機に、「持続可能な社会の実現に貢献する企業」を目指し、地域活性化にも注力していく所存です。