クレアトゥラ株式会社が東京都のカーボンクレジット創出事業に選ばれた理由とは

クレアトゥラ株式会社、東京都のカーボンクレジット事業に参加

クレアトゥラ株式会社は、東京都産業労働局が推進する「吸収・除去系カーボンクレジット創出促進事業」に新たに参加するスタートアップとして採択されました。ネイチャーベースの脱炭素ソリューションを提供する同社は、東京都の森林資源を活用し、効果的にカーボンクレジットを創出することを目指しています。

採択された事業内容

この事業では、東京都が保有する森林のオープンデータを参照し、そのデータを解析する手法の確立を行います。このデータを基に、国内外で申請が可能なクレジットの創出に向けた実証事業を進めることが目的です。具体的には、森林に関する詳細な測量データを収集し、効率的なクレジット申請を可能にするための技術を開発する予定です。

取組背景

気候変動に立ち向かうためには、企業の自主的な削減努力だけでなく、森林や農地などの自然資源を効果的に活用することが求められています。東京都の土壌面積の約40%を占める森林資源は貴重ですが、データ取得には多くの労力が必要であるため、未活用のままの状態が惜しまれています。この実証事業を通じて、森林資源の活用促進と、吸収・除去系カーボンクレジットの創出をさらに推進していく意向です。

取組内容

本事業は、東京都が保持しているオープンデータを用いて、カーボンクレジットの取得に役立つデータの収集を行います。さらに、クレジット創出のモデルケースを確立することを目指しています。クレアトゥラ株式会社は、脱炭素ソリューションの専門知識を活かしつつ、檜原村の株式会社東京チェンソーズ及び八丈町の株式会社サイエンスマスターと協力して、実証的な取組を深めていきます。