三重県津市とジーアイビーの新たな協定
2025年10月21日、三重県津市と株式会社ジーアイビーが「災害時における資機材の提供に関する協定」を締結しました。これは全国で60カ所目の協定となり、津市においては松阪市、亀山市、伊勢市に続く4つ目の自治体との連携になります。締結式には、津市の前葉泰幸市長や市の幹部が出席し、協定の意義を強調しました。
協定の内容について
本協定により、ジーアイビーは地震や台風などの自然災害発生時、及び防災訓練時に必要な資機材を提供します。その中には、簡易発電機や炊き出し用大釜などが含まれ、被災者の生活支援や、地域住民の避難所として「ブルースカイランドリー」の店舗が活用される予定です。
前葉市長は、「災害対応機能を備えたジーアイビーと連携することで、地域の安心を強化できることを期待しています。」と語り、ジーアイビーの取り組みに感謝の意を表しました。一方で、ジーアイビーの鈴木衛代表取締役は、「人に役立つことをビジネスの中心に据え、地域の安全を守ることに努めます」と述べました。
協定の詳細
この協定は、津市役所の庁議室で締結され、災害時における生活支援体制を構築するための重要なステップとなります。ジーアイビーの「災害対応型ランドリー」は、普段は地域の人々の生活を支えるコインランドリーとして機能し、災害時には避難所として利用される新しい形態の店舗です。
災害対応型ランドリーの特徴
- - エネルギー供給設備:乾燥機用のLPガスを利用して発電や炊き出しが可能。
- - ポータブル発電機:停電時でも携帯電話の充電等が行える、LPガスを燃料とする発電機。
- - 炊き出し設備:大きな釜やガスコンロを備え、温かい食事を提供できる環境。
これらの設備により、災害が発生した際には地域の人々が安心して利用できる場所として機能します。
対象店舗
今回の協定によって利用される津市内の「ブルースカイランドリー」は、以下の3店舗です:
- - ブルースカイランドリーオークワ久居庄田店(津市庄田町2442-1)
- - ブルースカイランドリースギ薬局津半田店(津市半田406番1)
- - ブルースカイランドリードラッグストアコスモス藤方店(津市藤方1648-2)
今後の展開
ジーアイビーは、全国365店舗のうち256店舗を現在災害対応型ランドリーとして機能させることを目指しており、今後の展開として300店舗をて目指してさらに協定を推進します。地域の安全と安心を支えるとともに、企業としての社会的責任を果たす方針です。
企業情報
株式会社ジーアイビーは、「創造・挑戦・共生」を経営理念とし、全国各地で様々な課題解決に向けた事業を展開しています。近年ではコインランドリーの展開に加え、電気料金の削減サービスや顧客管理システムGIBoTを通じて、地域社会への貢献を進めています。