多摩美術大学の90周年記念事業〜未来に向けた新たな一歩〜

多摩美術大学が2025年に創立90周年を迎えるにあたり、新たな事業「TAMABI BEYOND」を展開することを発表しました。この事業は、大学の歴史を振り返りつつ、未来のアートとデザイン教育の姿を模索するもので、今後100周年に向けた準備とも言えます。

TAMABI BEYONDのコンセプト

本事業の中心には「自由と意力」という理念があります。これまでの伝統に根ざしながら、アートとデザインの新たな境地を開くことを目指しています。この理念は、過去の実績を大切にしつつ、次の時代に必要な教育の在り方を模索するものとして、創立90周年を機に成熟させていこうというものです。著名な教授、佐藤達郎氏によるコピーライティングにも、そんな想いが込められています。

記念事業の概要

創立90周年記念展

2025年の9月から12月にかけて開催される記念展では、90年の歴史を振り返り、そこからしっかりと未来の可能性を探ります。具体的な内容は、創立90周年記念サイトにて随時発表される予定です。

創立90周年記念式典・ホームカミングデー

2025年10月18日には、八王子キャンパスで記念式典とホームカミングデーが行われる予定です。ここでは、卒業生や関係者が一堂に会し、90周年を祝う機会となります。

上野毛キャンパス新校舎建設

多摩美術大学は、教育環境の向上を目指し、上野毛キャンパスに新たな校舎を建設中です。この新しい学びの場が、学生たちの創造性をさらに高めることを期待しています。

創立90周年記念事業募金

学術の質的向上を図るための募金活動も行っています。本学のさらなる発展に向けて、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

多摩美術大学の歴史と未来

1935年に設立された多摩美術大学は、以来「自由と意力」という理念のもと、多くのアーティストやデザイナーを輩出してきました。歴史と文化を持ち続けながら、常に時代のニーズに応える教育を実施してきた本学は、次の100年に向けて改めてその原点を問い直し、芸術・デザインが社会にどのように貢献できるのかを考えることに努めます。

創立90周年という節目は、多摩美術大学にとって非常に大きな意味を持つ時間であり、未来に向けた重要なステップとなることでしょう。