田川寿美、昭和の名曲を披露した原宿ライブの熱気
演歌界の貴公子、田川寿美(49)が、東京・原宿のラドンナで魅力溢れるライブを開催しました。4月にデビュー34年を迎え、さらなる成長を誓った彼女は、「春の宴~昭和100年~」をテーマにした今回のライブで、約140人の熱烈なファンを魅了しました。
ライブは昼夜2回公演で行われ、会場は多くのファンで埋め尽くされました。田川はオープニングに「女の舟歌」を選び、情熱的な歌声で幕を開けました。34年目という特別な年にあたる中、彼女は「次の35周年に向けて皆さんにもっと音楽を楽しんでもらいたい」という心意気を表明。
セットリストには、自身のヒット曲や名曲のカバーが満載。「哀愁港」や「女…ひとり旅」など田川の人気曲はもちろん、昭和の懐かしいメロディーも多数取り入れられました。特に神楽坂はん子の「ゲイシャ・ワルツ」や美空ひばりの「明治一代女」のカバーは、会場に集まったファンの心に響きました。
中盤では、ピアノとバイオリンの生演奏が加わり、田川が中島みゆきの「糸」、井上陽水の「夢の中へ」、さらにちあきなおみの「雨に濡れた慕情」を心打つ歌声で披露しました。この楽器との共演により、歌の深みと感情がさらに一層引き立ちました。
後半は、最新シングル「悲しいめぐり逢い」や個性的なオリジナル曲「女人高野」「下田の椿」「花になれ」を披露し、さらにはアンコールとして山本リンダの「どうにもとまらない」で締めくくり。約1時間半の公演で全17曲を熱唱し、ファンと共に感動のひとときを分かち合いました。
ライブ終了後、田川は「毎回緊張しますが、皆さんとの近い距離で歌えることが嬉しい」とファンとの交流に感謝の意を示しました。彼女の歌は、親以上の存在として支えてくれるファンによって作り上げられていると強く感じている様子でした。
これからの使命について、田川は「日本の演歌を世界に届けていきたい」と述べ、日本語ならではの美しいメロディーを推薦。来年の35周年に向けて、さらなる飛躍を目指す姿勢を見せました。
また、田川は4月5日に東京・世田谷区民会館で開催される「第22回・長良グループ夜桜演歌まつり」にも出演予定です。彼女のさらなる活躍に期待が高まります。