漫画原画保管強化
2024-10-30 18:55:16

Visual Bankと寺田倉庫が手を組み漫画原画の保管体制を強化

Visual Bankと寺田倉庫、漫画原画の保管で提携



2023年、Visual Bank株式会社(東京都渋谷区)と寺田倉庫株式会社(東京都品川区)が業務提携契約を締結した。この提携は主に漫画の原画や関連資料の保管を目的としており、クリエイターや漫画家の権利を保護する新たな取り組みだ。

増す文化資産としての漫画原画



近年、漫画やアニメは日本文化の重要な資産として注目を集めており、文化庁を中心に原画やネーム原稿の収集・保管が進められている。しかし、急速に進展するデジタル化に伴い、これらの貴重な資料が適切に保管されずに劣化する危険性が懸念されている。特に、コロナ禍を経て、作品のデジタル市場が拡大する中、アナログ資産の管理が不十分で、その価値が見落とされがちだ。

漫画家たちも、自らの原画を適切に保管できない状況に直面しており、作業スペースを圧迫するなどの問題を抱えている。このような社会的背景から、Visual Bankと寺田倉庫は新たな保管体制の構築が必要であると感じ、業務提携に至った。

寺田倉庫の専門技術



寺田倉庫は、1950年の創業以来、美術品やワイン、映像フィルム、機密文書など専門性の高い保存保管事業を展開してきた企業だ。彼らは「モノだけではなく、価値をお預かりする」という理念のもと、高品質な保存環境を提供している。

今回の提携によって、寺田倉庫は漫画原画のための最適な保管技術を提供し、Visual Bankは、アマナイメージズが持つ40年の権利管理のノウハウを活用して、漫画家やクリエイターの権利を守る新たなサービスを展開していく。そのためには、原画のデジタル化や適切なデータベースの構築、さらにはクリエイターへの対価還元の仕組みも考慮される。

業務提携の第一歩



業務提携の初めとして、Visual Bankは寺田倉庫の営業代行を行い、漫画家や権利者に対して安心・安全な保管環境の提供を実現する。これにより、後続の権利許諾と対価還元につながる収益機会の創出も期待されている。

このような取り組みにより、漫画の原画が適切に保管され、劣化のリスクから守られるだけでなく、クリエイターたちが新たな収益を得られる仕組みが整備されるだろう。今後、Visual Bankと寺田倉庫のコラボレーションにより、漫画文化のさらなる発展が期待される。

まとめ



独自の専門性を持つ両社の提携によって、漫画原画の保管体制が向上し、クリエイターを支援する堅実な仕組みの構築が加速することが期待されている。この業務提携が、文化創造にどのように寄与していくのか、その動向に注目が集まる。

詳細はVisual Bank株式会社または寺田倉庫株式会社の公式サイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
Visual Bank株式会社
住所
東京都渋谷区渋谷
電話番号
0120-410-225

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