ヤンマーが新たに発表したオートコンバイン「YH1170,A」
ヤンマーホールディングスのグループ会社であるヤンマーアグリ株式会社が、2026年6月1日に発売予定の普通型オートコンバイン「YH1170,A」を発表しました。本モデルは、近年の農業における課題への対策として、自動運転技術を採用し、農作業の負担を大幅に軽減することを目指しています。
農業の現状とニーズ
昨今では、農地の集約化が進む中で、大規模な経営を行う農家や農業法人が増えています。一方で、就農者の数が減少し、高齢化も進行中です。このことから、人手不足が深刻な問題となり、効率的かつ省力化を図れる農業機械への需要が高まっています。ヤンマーアグリは、このニーズに応えるため、多機能で使いやすいオートコンバインを開発しました。
特徴と性能
「YH1170,A」は、オペレーターが乗っている状態で2周目から自動運転が可能です。これにより、より高精度な作業を実現することができます。
自動モード
本モデルには、自動化される3つの操作モードが搭載されています。
1.
オートコンバインモード: 最初に手動で刈取った後は、全ての刈取作業を自動化。これにより、どんなオペレーターでも高精度で作業が行えます。
2.
枕地直進モード: 特定の条件に適したモードで、直進は自動で、旋回は手動で行います。この機能により、オペレーターの負担が軽減されます。
3.
直進モード: 畝のある作物の収穫時でも、自動で直進が可能です。
隅刈りと選別性能
「隅刈り」作業も自動化されており、環境に応じた操作が実現されます。リールが自動で下降し、刈取部の角度を調整することで、刈取り時の稈(かん)こぼれを防ぎ、効率的な作業が可能になります。また、脱こく時には、スクリューこぎ歯が作物を傷めることなく搬送し、選別効率を最大限に引き出します。自動的に排わら量を検出し、途切れることなくスムーズな作業を実現します。
未来へのビジョン
ヤンマーアグリは、今後もスマート農業など、新たなテクノロジーの導入を進め、持続可能な農業の発展に寄与することを目指しています。「YH1170,A」の登場は、農業の新たな可能性を切り開く一歩であり、さらなる進化を期待させてくれます。農業現場の効率化や労働負担の軽減が図られる中、次世代の農業に向けた重要な一台となることでしょう。
これからの農業は、テクノロジーの導入によってより効率的に、持続可能な未来を実現することが求められています。「YH1170,A」は、その理想の実現に向けた大きなステップです。