冬の朝、子どもの身支度が大幅に時間がかかる理由
寒さが厳しくなり、日の出も遅くなる冬の朝。多くの保護者が気づいているように、子どもたちの身支度には特に時間がかかります。一般社団法人 起立性調節障害改善協会が、子どもを持つ保護者241名に実施した調査によると、約9割の家庭が冬になると子どもが朝起きづらくなると感じており、身支度にかかる時間は春や秋に比べ、平均して約1.3倍に増えるという結果が明らかになりました。
子どもが感じる「起きづらさ」
調査の中では、冬の朝が特に起きづらいと感じる保護者は90.9%。これは、冬特有の寒さや短い日照時間が影響していると考えられています。実際、最も時間がかかるとされているのは「起き上がるまでの時間」で、38.6%の保護者がこの理由を挙げています。寒い布団の中で体を起こすことが難しく、さらに朝の準備に取りかかるまでの時間も長引きます。
身支度にかかる時間の変化
冬になると20〜30分かかる子どもが32.0%と最も多く、春から秋では24.1%という結果が出ました。この傾向からも、冬場は身支度が全体的に長引く傾向がうかがえます。特に「起き上がるまでの時間」が長くなることで、支度全体がスムーズに進まなくなるようです。
朝の行動の工夫:声かけと前日準備
家庭ごとに、冬の朝の支度をスムーズにするための工夫が求められています。「声かけの工夫」を実施している家庭は25.7%、「前日準備」を行っている家庭は21.2%とのこと。具体的には、声をかけるタイミングや方法を工夫したり、朝の準備物を前日に整えておくことで、負担を軽減することが実践されているようです。これらの工夫は、子どもたちがつまずきやすい朝の行動をサポートするための重要な要素となっています。
冬場の生活リズムの影響
調査によれば、冬場の生活リズムにも変化がみられます。最も多くの保護者が感じるのは「起床時間が遅くなる」というもので、46.1%がこのような状況に直面していることが分かりました。この慢性的な睡眠不足が日中の集中力に影響を与え、学習効率の低下にもつながることが懸念されます。
寒さ対策と心のサポート
子どもたちがスムーズに冬の朝を乗り越えるためには、温かい飲み物を用意したり、朝日を浴びるなどの体温管理がカギになります。自律神経が揺らぎやすい冬は、特に心のサポートも重要だと専門家は強調しています。急かす声かけは逆効果になりがちで、子どもたちの体調やペースに寄り添ったアプローチが大切です。
まとめ
今回の調査結果から、冬の朝は子どもたちにとって特に辛く、身支度に必要な時間が大幅に増えることが明らかになりました。これに対する家族の理解と工夫が求められ、支度をスムーズに行うためには、生活リズムの変化を踏まえたサポートが欠かせないことが分かります。冬の寒さに負けず、子どもたちが元気に朝を迎えられるような環境作りが重要です。