スマホで操作できる水門自動開閉装置「アクアドライブ」を開発

スマートフォンで操作できる水門自動開閉装置「アクアドライブ」のご紹介

大雨が降るたびに水門の管理者は危険を冒して現場に出向く必要があります。しかし、栃木県宇都宮市に本社を構える株式会社farmoが開発した「アクアドライブ」により、この課題が解決に向かうことが期待されています。

「アクアドライブ」とは

「アクアドライブ」は、ハンドル式の水門を遠隔から操作できる装置です。スマートフォンやPCを使って、水門の開閉を行えるため、従来のように現場に足を運ぶ必要がなくなります。この装置は、老朽化した水門でも問題なく利用できるように設計されています。

特徴一覧

1. 全国のハンドル式水門に対応
様々な形状のハンドルに対応しているため、どの地域やメーカーの水門でも取り付け可能です。

2. 低コストで導入可能
数百万円から数千万円かかる同様の装置に比べ、「アクアドライブ」は手頃な価格で提供される予定です。

3. スマートフォン＆PCから簡単操作
専用のアプリやブラウザを使用して、遠隔から操作します。

4. 開閉の調整機能
水門の開度を10％単位で調整できます。

5. 中山間地でも活用可
LPWA通信により、携帯電波が届かない地域でも遠隔操作が可能です。

6. 固着防止機能
定期的にハンドルが回るように設計されており、固着を防ぎます。

新たな水管理の形

「アクアドライブ」は、災害時に迅速な水門操作が求められる日本において、重要な役割を果たすと考えられます。特に多くの地域が高齢化が進んでいるなかで、水門管理者の負担を減少させ、人命を守る手助けとなるでしょう。

さらに、「アクアモニター」と併用することで自動化された水位管理も可能になります。これにより、農業用水の効率的な分配や、節水効果が期待されます。

未来像

環境問題や地域課題を解決するための「アクアドライブ」は、農業の生産安定性を高めるだけでなく、AIを活用したさらなる水管理の効率化も目指しています。

お問い合わせ

「アクアドライブ」に興味を持たれた方々は、現在、デモンストレーションを受け付けています。詳細は、以下の連絡先までお問い合わせください。
TEL：028-649-1740
MAIL：[email protected]

「アクアドライブ」は、これまでの水門の運用方法を変え、誰もが安心して生活できる未来の実現に向けた第一歩と言えるでしょう。これからの展開に目が離せません。