赤ら顔の正体とは？皮膚科医が考える4つのタイプと対策

赤ら顔の謎を解明！

赤ら顔は、多くの人が抱える肌の悩みの一つですが、その正体や対処法について正しく理解している人は少ないという現状があります。医療法人社団鉄結会が実施した調査によると、赤ら顔に対する誤解や認識の偏りが浮かび上がりました。

赤ら顔と誤解される症状

調査に参加した300名の20～50代男女の多くが、赤ら顔は「体質的なもので治らない」「酒さという病気だと思う」といった誤解を抱いていました。特に約31％が「赤ら顔は体質で治らない」と認識しており、正確な情報の普及が必要とされています。さらに、約76.7％が赤ら顔が複数のタイプに分類されることを知らないと答えており、その結果、正しい対処法を知らずに自己流のケアを続ける傾向が見られます。

専門的知識の不足

多くの人が赤ら顔に関する正しい情報を持たず、自己流のケアに頼っているため、約52.3％が市販化粧品でのケアを行っていると答えましたが、その効果は必ずしも保証されていません。実際、赤ら顔は症状のタイプによって対処法が大きく異なります。ここで、医療法人社団鉄結会が考える赤ら顔の4つのタイプをご紹介します。

皮膚科医が分類する赤ら顔の4つのタイプ

【タイプ1】酒さ（しゅさ）

慢性的な炎症からくる症状で、顔の中心部に持続的な赤みが見られます。進行すると、ニキビ様のブツブツや鼻の肥大なども見られることがあります。治療法としては外用薬やレーザー治療が効果的です。

【タイプ2】脂漏性皮膚炎

皮脂分泌が多い部位で発生しやすく、赤みやフケ状の皮むけが見られます。抗真菌外用薬や生活習慣の改善が鍵となります。

【タイプ3】毛細血管拡張症

毛細血管の拡張によって現れる赤い線状や網目状の模様です。レーザー治療が効果的で、紫外線対策も重要です。

【タイプ4】接触性皮膚炎・アレルギー反応

化粧品や金属などの刺激によって赤みや腫れが生じます。原因物質を特定し、取り除くことが最優先です。

専門医の重要性

赤ら顔を放置すると、慢性的な症状や見た目への影響だけでなく、精神的なストレスにもつながるリスクがあります。正しい知識を基にした診断や治療を受けることは、肌の健康を守るために極めて重要です。

赤ら顔に悩む方はまず専門医によるカウンセリングを受け、自分に合った治療法を知ることが大切です。最近では、赤ら顔専用の医療機器も導入されており、最新の治療も受けることができます。

次回は、アイシークリニックの詳細や、具体的な治療内容についてご紹介いたします。