NECが日本セキュリティ大賞2024において二冠達成
日本電気株式会社(NEC)は、今年度の日本セキュリティ大賞2024において、セキュリティ対策・運用部門で「大賞」を受賞しました。これは、特に「NECグループにおけるデータドリブンな包括的セキュリティ経営」に関する取り組みが高く評価された結果です。この受賞は、セキュリティ経営の重要性が増している現代において、NECの施策が他の事例と一線を画していることを示しています。
受賞の背景と評価のポイント
NECのセキュリティ対策は、経営層から一般社員に至るまで、全社員が共通の意識を持ち参加する「全員参加のセキュリティ」を目指しています。その一環として、エンタープライズセキュリティアーキテクチャを再構築し、サイバーセキュリティダッシュボードの導入により、迅速なリスク低減を実現しています。リスク管理の効率化だけでなく、全員が自律的にセキュリティの意識を持つことが実現された点が高く評価されました。
更に、生成AIを活用することで、広範囲かつ効率的なサイバー防衛を行っています。実施したセキュリティ施策から得た知見は、顧客に価値として還元される形で提供され、業界全体のレベルアップに寄与しています。これらの取り組みが、セキュリティ対策・運用部門での受賞につながったのです。
セキュリティ人材育成と“優秀賞”の受賞
NECは、セキュリティ人材育成部門においても「優秀賞」を受賞しました。この部門では、顧客のデジタル・トランスフォーメーション(DX)を支える人材の育成に力を入れており、CISSPプロフェッショナルを450名まで育成した実績があります。これは、2020年度比で実に3倍にのぼる成果であり、このような継続的な人材育成の取り組みが評価されました。
NECは、経営層の強いコミットメントのもと、全社的なセキュリティ意識の啓蒙活動や教育を推進していることから、他の企業の模範となる存在となっています。また、産官学の連携を通じて、社内外への貢献を意識した取り組みが評価され、優秀賞を獲得しました。
NECの今後の取り組み
NECは、「Value Creator」として、持続的な社会の実現に向けた取り組みを続けていきます。全ての知見、技術を駆使して安全・安心を提供することはもちろん、他業種へのノウハウ展開やAIドリブン型攻撃への対応策の進展も期待されています。日本セキュリティ大賞は、全国のセキュリティ施策のベストプラクティスを表彰し、広くその実践を共有することを目的としています。NECの受賞は、今後のセキュリティの重要性を再認識させる出来事となりました。
NECはセキュリティ面だけでなく、DXに関する戦略解決も提供しており、最新技術を用いた価値創造を続けています。今後もその革新的な取り組みを注目していきたいものです。