SHIFT DQS for メンテナンスサポート:次世代のIT運用を切り開く
株式会社SHIFTは、運用中のシステムの保守運用業務をAIによって自動化する新サービス「SHIFT DQS for メンテナンスサポート」を発表しました。これにより、「守りのITコスト」を「攻めのIT投資」へと転換することを目指しています。
背景と課題
日本のIT市場では、2030年までに最大で79万人のIT人材不足が懸念されています。経済産業省の調査によると、2025年から2030年にかけて多くのベテランエンジニアが退職し、ナレッジの断絶が深刻な問題になるとされています。特に、保守運用の業務が特定の個人の知識に依存しているケースが多く、企業は生産性を大きく損なう恐れがあります。
従来、企業がIT予算の多くを「守りのITコスト」に充てており、新たなDX推進やサービス開発にリソースを抜本的に投資することが難しいという現状があります。この課題を解決するためには、AIの導入が鍵となります。
SHIFT DQSの特長
「SHIFT DQS for メンテナンスサポート」は、AIによって既存システムのソースコードを可視化し、運用保守に必要なドキュメントを自動生成します。具体的には、46種類の内部および外部仕様を網羅するドキュメントを生成し、これにより属人化を防ぎ、組織における運用体制の整備を促進します。
さらに、デプロイのたびに自動的に解析を実施し、新しい情報を更新する「継続的可視化サイクル」を実現しています。この仕組みにより、システムの劣化や再度のブラックボックス化を防ぎ、資産価値を維持することが可能になります。
AIOpsによる保守運用の進化
AIは運用保守業務の一次対応や予兆検知も担うことで、次世代のSite Reliability Engineering(SRE)を実現します。この結果、定常業務の工数を削減し、ITコストの最適化を図れるようになります。余剰リソースをDXの推進やサービス改善に回すことで、IT投資のROI向上に寄与することが期待されています。
段階的な導入モデル
SHIFT DQSは、顧客のニーズに応じて段階的に導入ができるモデルを採用しています。以下がそのステップです。
ソースコードの一部を解析し、ドキュメントのサンプルを提供。これにより顧客自身が活用可能な形で情報を得られます。
対象システム全体をAIで可視化し、ブラックボックス化を解消します。この結果をもとに、運用体制の変革に向けた起点を作ります。
SHIFTが運用業務を担いながら、AIOpsを用いて業務の標準化を進めます。これにより、業務の反復的なタスクが自動化されます。
AIが障害発生時の一次対応や予兆検知を自動で行い、事業の成長を支える基盤へと運用体制を進化させます。
SHIFTの今後の展望
SHIFTは、システムの可視化を通じて、運用保守業務における生産性向上とIT投資の最適化を実現し、企業の成長を支えるパートナーとしての役割を果たします。加えて、今後の技術革新や新たなソリューション開発を通じて、より多くの企業に価値を提供し続けることを目指しています。
詳細はSHIFTの特設サイトでご覧いただけます。
この取り組みが、企業が抱えるIT運用の課題解決につながることを期待しています。今後もSHIFTの最新の動きに目が離せません。