お墓の消費者全国実態調査2026の結果について
株式会社鎌倉新書が運営する「いいお墓」は、2026年に実施した第17回お墓の消費者全国実態調査の結果を公表しました。超高齢社会が進む中、終活に関するサービスの需要が増えています。この調査は、その現状を浮き彫りにする重要なデータを提供しています。
実施の背景
「いいお墓」は、利用者にとって最適な霊園や石材店を紹介するポータルサイトです。多様化する供養の形に対して、消費者は自分たちに合った選択を求めています。そのため、時代に応じたニーズを正確に理解し、それに応えるために調査を行っています。この調査は、具体的な消費者の声を反映し、情報価値を高めることを目指しています。
調査概要
- - 調査名: 第17回 お墓の消費者全国実態調査(2026年)
- - 調査対象: 2025年に「いいお墓」を通じてお墓を購入した方
- - 調査期間: 2026年1月16日~1月30日
- - 調査方法: インターネット調査
- - 有効回答数: 1,267件
調査トピックス
1. お墓の種類
調査結果によると、購入したお墓の種類では、合祀墓や合葬墓の選択が増えており、樹木葬を含めた多様な供養の形が確立されています。樹木葬は47.4%の選択を受け、依然として人気です。合祀墓も増え、伝統的な一般墓を上回りました。
2. 平均購入金額
お墓の平均購入金額は次のように推移しています。
- - 一般墓: 152.0万円 (前年の155.7万から減少)
- - 納骨堂: 81.5万円 (前年の79.3万円から若干増加)
- - 樹木葬: 71.7万円 (前年より上昇)
一般墓は高額な初期投資ながら、長期的には経済性に優れています。一方、納骨堂は維持管理がしやすく、都市部で特に人気が高まっています。
3. 重視する選択基準
お墓を購入する際に重視した点としては「お墓の種類」が50.0%で最も多く、次いで「金額」が43.9%、続いて「継承者不要」が38.8%という結果が出ました。これらのデータは消費者の意識がどのように変化しているかを示しています。
世代別の選択傾向
調査では、世代によって重視するポイントに違いが見られます。若年層(39歳以下)が金額や管理負担を重視している一方で、より高齢の世代は供養の方法や墓地へのアクセスを重視する傾向が見受けられます。このように、ライフステージに応じた選択が行われているのが特徴です。
まとめ
この調査により、ライフスタイルの変化と価値観の多様化により、お墓の選択が「家族単位から個人中心」に変わってきていることが明らかになりました。合祀墓や樹木葬など、合理的で負担の少ない供養の形を求める傾向は今後も続くと考えられます。お墓選びは、単なる埋葬の場の選択を超え、個人の価値観を反映する意思決定となっています。この調査結果が、今後お墓を探す方々にとって有益な情報となることを期待しています。