進化するファッション産業、東京での5G活用の新たな挑戦とは

ファッション業界における新しい動きが始まる

株式会社FMBが東京都の「5G技術活用型開発等促進事業」、通称「TOKYO 5G PROMOTER」の第1期スタートアップ企業に選ばれました。FMBは、日本初のファッションテックスクール「Tokyo Fashion technology Lab」を親会社に持つジョイントベンチャーで、注目すべきイノベーションを次々と生み出しています。

TOKYO 5G PROMOTERとは？

「TOKYO 5G PROMOTER」は、東京都が推進するスタートアップ支援事業。このプログラムは、スタートアップに対して資金及び技術的なサポートを行い、新たなビジネスモデルの創出を促進するものです。東京都は、民間事業者と協力して新しい日常に寄与する5G技術を活用したイノベーションを生み出そうとしています。

選ばれたスタートアップ企業は、東京都や通信事業者との連携によって3年間にわたって多角的な支援を受けることができます。そして、これにより業界全体のDX化が期待されています。

株式会社FMBの取り組み

株式会社FMBは、アパレル市場における3DCGの産業活用を推進。特に、ファッションのデジタル化における重要な技術である「3Dモデリング」のノウハウを駆使し、アパレル製品の3DCG制作を手掛けています。5G通信技術とXRを組み合わせ、ユーザー体験をより豊かにするサービスの開発を目指しています。

具体的には、KDDIが提供する5G通信技術を活用し、ヘッドマウント型ディスプレイなしでVR体験が可能な「au XR Door」やAR表現を可能にするスマートグラス「NrealLight」といった先端技術を利用します。このように、FMBは今後もファッション業界の3DCG活用を拡大し、新しい市場の構築を図ります。

開発プロモーター「プロトスター株式会社」

FMBの取り組みを支えるのが「プロトスター株式会社」です。中小企業やスタートアップ企業への支援を行い、挑戦する人々に寄り添う多様なサービスを提供しています。特に、新規事業の立ち上げや成長を支援し、インフラづくりを目指しています。

未来に向けて

ファッション業界の変革が進む中、FMBの5G技術を活用した取り組みやプロトスター株式会社との協働は、業界全体に革新をもたらす可能性を秘めています。今後の動向に注目が集まる中、新しいビジネスモデルの実証実験が行われ、エコシステムが構築されていくことが期待されます。ファッション業界における進化が加速することで、私たちの生活がどのように変わるのか、その未来に大いに期待しましょう。