戻り苗がつなぐ未来
2022-01-02 13:00:01

「戻り苗」で育む次世代の山づくりと地域の未来

誰もが山づくりに参加できる新たな試み「戻り苗」



この度、誰でも手軽に山づくりに関与できる新しいカタチの観葉植物「戻り苗」が登場しました。このプロジェクトは、自宅やオフィスで苗木を育て、その育成品を地域に植林するというユニークな取り組みです。購入者は約2年間苗木を育て、最終的にはその苗木が和歌山県の山々に植えられます。これにより、未来の自然や環境を守るための一翼を担うことができます。

「戻り苗」セットには、どんぐりや木鉢、土、栄養剤などが含まれており、樹木医のアドバイスを受けて選ばれたこれらの資材は、室内で育てやすいように工夫されています。特に、和歌山県田辺市の職人によって手作りされた国産ヒノキの木鉢は、心地よい香りと質感を楽しめる一品です。

山づくりの必要性と「戻り苗」の背景



このプロジェクトの背景には、2011年に起こった紀伊半島大水害があります。この災害で被災した代表の奥川は、同じような悲劇が繰り返されないよう、長年にわたり山づくりの重要性を模索してきました。木は自然の力で土砂災害のリスクを軽減する存在であり、根が土をつかみ、幹が水を溜め込むことで、土砂流出や大雨による影響を軽減する重要な役割を果たします。

近年、木材価格の低下や人手不足が影響し、植林が行われない山が増加しています。これに伴い、災害のリスクが高まる状態を作り出してしまっています。この状況を踏まえ、木を適切に利用し、再び植えられる環境を整えることが急務だと感じています。

誰もが参加できる「戻り苗」の魅力



「戻り苗」とは、その名の通り、苗木を育てることで山づくりに参加できる新しい形です。どこにいても、どんな人でも、基本的に単独で苗木の生産に関与できるため、より多くの人々に地域の自然や山の重要性を知ってもらうきっかけになります。また、育てた苗木が植えられることで、参与意識が育まれ、地域の森林が豊かになっていく様子を直接体感できるのです。

オンラインストアの開設



「戻り苗」の選択肢が増える中、私たちはオンラインストアを開設しました。ここでは、どんぐりの育て方やこのプロジェクトの背後にあるストーリーを知ることができるほか、実際に「戻り苗」を購入することもできます。日常の生活の中で山や木について考える機会は少ないかもしれませんが、このプロジェクトを通じて日常生活と自然のつながりを見出していただければ嬉しい限りです。

プロジェクトへの想い



「戻り苗」を通じて、私たちは山に関わる楽しさや、自然との共生を少しでも多くの人に伝えたいと考えています。「どんぐりから苗木を育てる」という手法は、新しい山づくりへのアプローチであり、参加者に喜びを与えられる可能性を持っています。

私たちの願いは、戻り苗を通じて、少しでも多くの人に「木や自然がもっと好きになった」と思ってもらえることです。だからこそ、私たちは顧客とのコミュニケーションを大切にし、常に進化し続けるブランドでありたいと考えています。育てていただく皆様と共に未来の山を作り上げていくことを心から楽しみにしています。

会社情報

会社名
株式会社ソマノベース
住所
和歌山県田辺市新屋敷町80-6 東海ビル2F
電話番号
080-1528-1207

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