電通と青山学院大学が共創を促進
株式会社電通と青山学院大学総合文化政策学部が、2024年度後期に新たなゼミを開講します。このゼミは「PROJECT DESIGN」をテーマにしており、学生がプロジェクトの発見から実現までを学ぶことができます。本ゼミでは、企業との連携を通じて、実際の社会課題を解決するプロジェクト創出を目指します。
PROJECT DESIGNの考え方
この新しいゼミは、「発見、構想、実現」をキーワードにしたプロジェクト進行モデルに基づいています。電通の「Future Creative Lead Office」のメンバーが担当し、学生たちに創造力とプロデューススキルの融合を学ばせます。そして、プロジェクトの各ステークホルダーからの意見を取り入れ、プロジェクトを円滑に進めるためのステップを学ぶことができます。
ゼミの流れ
このゼミでは、以下の流れでプロジェクトに取り組みます。
1.
現状課題や未来の可能性を発見
2.
目指す未来像やありたいコンセプトを描く
3.
デザインや体験を駆使して可視化
4.
アクション設計を行う
5.
プロジェクトを社会に実装し続ける
カリキュラムの概要
ゼミは2024年9月に開講し、全15回の日程です。主に青山学院大学のキャンパスで、総合文化政策学部の3年生約20人を対象としています。カリキュラムには、オリエンテーション、パートナー企業とのセッション、最終プレゼンテーション準備などが含まれます。学生には、生きた企業課題に取り組むことで、自身の可能性を見出し、挑戦する機会が与えられます。
教授のコメント
森島豊教授は、学生が「自分は負けている」と思い込んでいる現状に懸念を示し、彼らの豊かなアイデアを引き出すことが目的だと語っています。このゼミを通じて、次世代を担う人材に成長してほしいという期待が寄せられています。
総合文化政策学部の役割
青山学院大学総合文化政策学部は、文化や芸術を通じて社会を活性化することを目指し、幅広い領域の学問を提供します。新たな価値を創造する力とプロデュース能力を養う実践的なアプローチを重視しています。学生は現場での経験を通じて、関係者との共同作業でデザインやマネジメントを学びます。
Future Creative Lead Officeとは
このオフィスは、90人以上のクリエイターやプロデューサーから構成されており、未来の課題に取り組むための組織です。革新的なプロジェクトを支援し、クリエイティビティの可能性を探求することを目指しています。電通との連携を通じて、学生たちは新たな学びと刺激を受けることができ、将来の人財を育成するための重要な役割を果たします。