アンジェリーナ・ジョリーが映画『Maria』で輝く
アンジェリーナ・ジョリーが主演を務める映画『Maria(原題)』が、2024年8月29日に第81回ヴェネチア国際映画祭でプレミア上映を迎えました。この作品は、世界的なオペラ歌手であるマリア・カラスの人生を描いた伝記映画です。ここでジョリーが着用したのは、カルティエの歴史的なジュエリーです。
映画『Maria』は、1970年代のマリア・カラスの終焉の時期を舞台にしています。彼女は、声楽を通じて自己を表現し、多様な挑戦に立ち向かい続けた女性の姿を映し出した作品です。ジョリーはこの役柄に深く入り込み、カラスが実際に所有していたカルティエのジュエリーを身に着けるという貴重な体験をしました。
「彼女が実際に身に着け、所有していたカルティエのジュエリーを着用させていただくということは、とても感動的な体験でした。極上のジュエリーをカメラの前で身に着けることは、特別なことであるとともに、まさにマリアにふさわしいことだと感じました。」
— アンジェリーナ・ジョリー
劇中でジョリーが選んだのは、マリア・カラスのスタイルを象徴するいくつかのアイテムです。特に注目すべきは、1971年のパンテールのブローチと、1972年製のモチーフブローチです。これらのジュエリーは、ゴールドとプラチナを基盤に、ダイヤモンド、エメラルド、サファイア、ルビーを贅沢にあしらったもので、花びらを開閉できる独特のメカニズムも備えています。
この映画において、カルティエのジュエリーはマリア・カラスが他の女性たちと共に自らの個性を表現するために選んだ重要な要素として機能しています。カルティエのイメージ スタイル&ヘリテージ ディレクターであるピエール・レネロ氏は、次のように語っています。
「マリア・カラスは、当時の時代を象徴する女性たちと同様に、自身の個性を反映するジュエリーとしてカルティエを選んできました。」
その言葉からは、カルティエがいかに多様な才能と文化を支えてきたかが伺えます。
また、本作品にはカルティエのハイジュエリーコレクション「シュルナチュレル」からのアイテムも登場。ダイヤモンドをふんだんにちりばめたイヤリング、ネックレス、リングのセットは、その美しさと華やかさで観る者を魅了します。カルティエは、この映画の製作においても様々な形で協力しており、特に文化遺産の保護に対する取り組みが高く評価されています。
カルティエのブランドの魅力
カルティエは、ラグジュアリーメゾンとして多くのファンに愛されるブランドです。常に独創的なクリエイションを追求し、職人技の結晶ともいえる美しいジュエリーを提供しています。リシュモングループに所属するカルティエは、国内外に展開するブティックや正規代理店、オンラインでの販売も行い、幅広い顧客に向けて魅力的な作品を届けています。
このように、映画『Maria』の中で見事に輝くカルティエのジュエリーは、その美しさだけではなく、歴史と文化に根ざした特別な意味を持つことが明らかになりました。これからも、カルティエは時代を超えた美しきを追求し続けていくでしょう。