ルシアン・ペラフィネが新アーティスティックディレクターの初コレクションを発表

ルシアン・ペラフィネ、2025年秋冬コレクションを発表

「ルシアン・ペラフィネ」は、アーティスティックディレクターとして就任した野口強氏の初めてのクリエイションとして、2025年秋冬コレクションを発表しました。このコレクションは“キング・オブ・カシミア”として名高いブランドが、アメリカの東海岸をテーマに掲げ、クラシックなアメリカンスタイルをラグジュアリーに再解釈したものです。

新たな試み

野口氏は、ウールのジャケットをシンプルなブレザーを基本にしつつ、フランスの高級服地メーカーDORMEUILのウールカシミアストレッチを使用。この素材は、温かみと優美さを兼ね備えています。さらに、USネイビーで支給されていたシャツにルーツを持つCPOジャケットも登場。ここでは、通常使用される厚手のウールの代わりに100%ピュアカシミアビーバーを採用し、裏地は100%シルクツイルを使用しています。このこだわりが、上質な仕立てを実現しているのです。

アイコニックなアイテム

また、アンディ・ウォーホルも愛用していたフォトグラファージャケットは、現代的なタッチで再構築され、着心地とデザイン性を兼ね備えたアイコニックな一着となっています。英国風のライダースジャケットに至っては、裏地の100%ピュアカシミアビーバーがとても贅沢。ラグジュアリーでありながらも、新しい革新を感じさせることに成功しました。

野口氏の感性

本コレクションには、ブランドのアイデンティティであるフレンチシックなスタイルが反映されていますが、野口氏の都会的でエッジィな感覚も加わっています。また、他ブランドとのコラボレーションアイテムも登場し、「ADDICT CLOTHES」「HYSTERIC GLAMOUR」「MINEDENIM」といった多彩なラインナップも魅力的です。

ブランドの未来

2025年秋冬コレクションからは、野口氏がルシアン・ペラフィネのクリエイティブを率いて、ブランドを次のレベルへと導きます。彼は昨年に亡くなった創設者ルシアン・ぺラフィネ氏との親交が深く、氏がこだわった“喜び”、“陽気”、“上質感”を受け継いでいます。その中で、現代的な視点を加えた革新的なコレクションが展開されるのです。