農業と福祉を融合させる、日本農福連携協会への支援を開始

農業総合研究所が日本農福連携協会を支援

株式会社農業総合研究所（和歌山県和歌山市）は、一般社団法人日本農福連携協会とスポンサー契約を結んだことを発表しました。この取り組みは、農業と福祉が融合し、共生社会の実現を目指すものであります。

背景と目的

日本農福連携協会は、農業と福祉分野の連携を進めるための全国的なプラットフォームです。企業や行政、福祉事業者、農業者など多様な主体が連携し、相互にあたらしい機会を創出しています。

農業は現在、高齢化や人手不足が深刻な問題となっています。同時に、福祉の領域でも就労支援が求められており、生産活動を通じた社会参加の場が必要とされています。このような背景を踏まえ、農業と福祉をつなぐ「農福連携」は、双方にとって意義のある取り組みと言えるでしょう。

具体的な取り組み

農業総合研究所としては、以前から「株式会社YELLOW」が運営する就労継続支援事業所「カイヅカ・ベース」にて、青果物の袋詰めや集荷業務を委託しています。このような業務を福祉事業所が担うことで、農業と福祉の両面で持続可能な地域づくりに寄与しています。

今回の協会へのスポンサードも、金銭的な支援のみならず、農産品流通に関する知見の提供や新たなビジネス機会の創出に貢献することを目指しています。これにより、農福連携をさらに広げ、実践的な活動を推進することができます。