ドーミーイン弘前での職業体験プログラム「DOMINISTA CHALLENGE」
2025年7月3日から4日、ビジネスホテル「ドーミーイン弘前」で、弘前市立北辰中学校の中学生を対象にした職業体験プログラム「DOMINISTA CHALLENGE」が開催されます。このプログラムは、若い世代に仕事のイメージを具体化し、職業観を育てることを目的としており、全国でも広がりを見せる取り組みの一環です。
「DOMINISTA CHALLENGE」とは?
「DOMINISTA CHALLENGE」は、2019年から開始し、全国の複数のホテルで実施されています。参加する中高生たちは、フロントでの接客や清掃、ベッドメイキングを通じて、実際の仕事の流れや働く人々の思いを学びます。また、自らが住む地域を訪れる人々との“接遇”を通じて、他者に貢献すること、協力し合うことの重要性に気づくことが期待されています。こうした経験は、彼らにとって「多文化共生」の生きた学びの場となっています。
これまでの実績として、東北エリアでは4校でこのプログラムが実施されており、計12名の生徒が参加。地域の教育機関との連携を図りながら、キャリア教育の一環として多くの学生に活用されています。
実施内容とプログラムの目的
この職業体験プログラムは、2日間にわたって実施され、参加生徒は以下の内容を体験します。
- - ビジネスホテル業界についての説明
- - フロント受付での接客体験
- - 客室管理や大浴場の準備
- - 朝食の試食体験
プログラムの目的は、仕事をする上で必要な姿勢や知識を身につけること、そして今後の進路選択について深く考える機会を提供することです。座学では、職業に対する理解を深めたり、業界の魅力について学んだりする時間も設けられます。
参加生徒への期待
弘前市立北辰中学校の担当者は、このプログラムの狙いについて、職業人との出会いを通じて働くことの意味を考える機会となり、厳しさややりがいを感じるための出発点になることを強調しています。生徒たちがこのプログラムを通じて自分自身の進路などを見つめ直し、将来に役立つ知識を得ることを期待しているのです。
また、ドーミーイン弘前の支配人、秋元昌宏氏は、職業体験を通じて、実際の仕事の楽しさや厳しさを体験することで、生徒が将来の職業について具体的なイメージを持つことになると述べています。スタッフ全員がサポートすることで、参加者にとって意義深い2日間となることを目指しています。
背景と今後の展望
今日の社会では、働くことの意味ややりがいについての理解が重要視されています。「働く」という体験を通じて得られる学びは、この不確実な時代において一層重要です。また、地域への愛着や地域課題に対する意識を高めるためにも、こうしたプログラムが必要とされています。
ドーミーインは、今後もこの「DOMINISTA CHALLENGE」を通じて、子どもたちに“他者を思いやる心”や“働く喜び”を伝え、地域への愛着を育むことに貢献していく方針です。地域社会の未来を担う人材が育つ成果を待つばかりです。
ドーミーインの紹介
ドーミーインは、寮事業のノウハウを活かし、快適さとシンプルさを追求したビジネスホテルチェーンです。「住むホテル」をコンセプトに、現在国内95棟、海外2棟、合計97棟を展開しています。これにより、旅行者やビジネス利用者に寛ぎの空間を提供し続けています。
まとめ
「DOMINISTA CHALLENGE」は、地域の中学生が働くことの意義を実感し、職業観を形成していくための貴重な機会です。弘前市でのこの取り組みが、未来のリーダーを育てる一助となることを期待したいです。